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お客さんと一体感を感じる瞬間が一番のやりがい/チアリーダー 奥田慶香&高山あか理&倉橋萌菜②

一人ひとりが輝いている姿が魅力的だった

――フロンティアレッツに入った経緯を教えてください

奥田:私は大学の先輩がフロンティアレッツに所属していて、仕事もチアも全力で励んでいる姿を学生時代に拝見して、その姿に感銘を受けたのがきっかけです。スポーツのチアリーダーチームは複数ありますが、フロンティアレッツの女性像やコンセプトが、自分自身の思い描く女性像でもあったので、 ぜひこのチームの一員になりたいと思って志望しました。

倉橋:私はYoutubeでフロンティアレッツの動画を見て、人を惹き付けるパフォーマンスや一人ひとりが輝いている姿に心動かされたことがきっかけです。社員として仕事をしながらチアを続けている方が身近にいなかったこともあり、仕事とチア活動両方に全力で打ち込める環境にも魅力を感じ、オーディションを受けることを決意しました。

高山:大学の部活のコーチに「チアダンスを社会人になっても続けたい」と相談したところ、アメフトの社会人チームがあると教えていただいたことをきっかけに、フロンティアレッツを知りました。そこからYoutubeを見て、パフォーマンスのレベルの高さや動画からでも伝わる個性やアピールの仕方が、一番キラキラして見えたのが入りたいと思った理由です。

みんなの思いがひとつになったからこそ、止められた

――フロンティアレッツとして活動してきた中で、1番印象に残っていることを教えてください

倉橋:東京ドームでの決勝戦で、フロンティアーズが日本一になった瞬間の会場の一体感や熱量は一生忘れられません!厳しい場面でも目の前のプレーに集中し全身全霊で戦い抜くフロンティアーズの選手、東京ドームを真っ赤に染め、熱い応援を届け続けるお客さん。フロンティアーズファミリー全員の気持ちが1つとなって掴み取った優勝でした。

高山:私が1年目の時、2019年の準決勝オービック戦で残り2秒、フロンティアーズ2点リードで相手のフィールドゴールになったんです。これが入ると逆転負けで、お客さんも私たちも手を合わせて勝利を願いました。すると、DB樋田選手がフィールドゴールをブロックして勝った。あの試合が思い出に残っていますね。みんなの思いがひとつになったからこそ、止められたと思っていますし、最後まで何が起きるかわからないのがアメフトだと実感しました。そしてあの日以降さらに、最後まで諦めずに応援し続けたいと思うようになりました。

奥田:私も同じ、2019年の準決勝オービック戦ですね。あのシーンを思い出すだけでも鳥肌が立つぐらい、人生の中でも印象的なシーンです。私たちしか見ることができない、サイドラインからの客席だったり、お客さんの表情だったりを、今でも鮮明に覚えています。あの勝利で決勝に行けると分かった時、 お客さんが涙を流したり、抱き合って喜んでいる姿を見て、このチームで応援できて嬉しいと、改めて感じました。”ONE FAMILY”というチームのDNAを、強く実感した出来事です。

感情が通じ合った瞬間は、やりがいを感じる

――最後にチア活動、応援のやりがいを教えてください

倉橋:私はお客さんと、得点が入る時や良いプレーが出た時などスポーツの喜びを共有できるのが、最も大きなやりがいだと思っています。小さなことでも本当に嬉しくて、いつも応援する時はお客さん一人ひとりと目を合わせてコミュニケーションを取ることを大事にしています。会場に来てくださった方が少しでも笑顔になってくれたら嬉しい、やっていて良かったなと思います。

高山:お客さんと感情を共有し合えた瞬間、すごくやりがいを感じますね。フロンティアーズの応援グッズではハリセンを使用していて、お客さんの叩いた音が会場に響き渡った時や、真っ赤に染まったスタンドを見た時は、いつでも鳥肌が立ちます。私たちも普段から、試合展開にあわせた応援を練習していて、オフェンスとディフェンスで声質を変えたり、表情など細部までこだわりを持って練習しているので、応援に対する想いがお客さんにも伝わり、一体感のある応援をつくれたら本当に嬉しいなと思います。

奥田:やはりお客さんとの一体感を感じられる瞬間や応援の力で選手を後押しできることが、チアリーダー冥利に尽きるシーンですね。メンバーみんなも、同じように感じていると思います。それぞれが体や表情などで、自分の思いを体現しているので、その気持ちがお客さんにも届くと嬉しいです。富士通スタンド一体となってお客さんがハリセンを叩く・ 広げる姿や表情を見て、心で繋がりを感じられる瞬間は、本当にやりがいを感じます。

――お客さんがいてこそのチア、ということですね

奥田:はい。そうです。アメフトのルールは複雑なので、初めていらっしゃるお客さんは、何が起きているか分からない時もあると思います。そんなときに私たちが、「もっとハリセンを叩いて相手を止めましょう」と伝えて緊迫感を出したり、ピンチでも私たちは落ち込まずポジティブな雰囲気を表したり、応援で会場を前向きにして、チームの流れに持ってこようといったことは考えてやっていますね。今シーズンも一緒に、ONE FAMILYとなって応援いただけると幸いです。


【🏈富士通チアリーダー部「フロンティアレッツ」】

文:守本和宏/ナノ・アソシエーション
2009年より富士通フロンティアーズの取材・撮影・WEB制作などを担当。
東京での企画・制作会社勤務を経て、2004年からスペイン・バルセロナに移住。フリーのサッカーライターとしてヨーロッパ選手権などでライティングを担当。日本帰国後は企業スポーツの取材・撮影など、WEBを中心にスポーツコンテンツの制作に関わる。

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【試合日程】
◆Xリーグ2022 秋季リーグ
X1 Super 第2節
富士通フロンティアーズvs otonari福岡SUNS
9月24日(土曜日) 14:00〜 @富士通スタジアム川崎

X1 Super 第3節
富士通フロンティアーズvsアサヒ飲料クラブチャレンジャーズ
10月9日(日曜日) 15:00〜 @王子スタジアム

X1 Super 第4節
富士通フロンティアーズvsエレコム神戸ファイニーズ
10月22日(土曜日) 12:00〜 @エキスポフラッシュフィールド

X1 Super 第5節
富士通フロンティアーズvsオービックシーガルズ
11月6日(日曜日) 14:00〜 @会場未定

ご声援よろしくお願いいたします!
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