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課題だったプレーで逆転のタッチダウン 勝利に徹したQB#18高木翼
逆転勝利を果たした1月3日のライスボウル。序盤はなかなかペースがつかめず、苦しい時間が続きました。特にオフェンスでは、オープニングシリーズの2プレー目が終わってタイムアウトを取り、2度目のシリーズでも連続でパスに失敗した後、タイムアウトを使うなど、大丈夫かと心配された方も少なくなかったと思います。そんな時、選手たちはどう思っていたのか。QB#18高木は「単純に言えば自滅でした。相手に上手くディフェンスされて、それに対して受け身になって、考えすぎた部分もあったのです」と話します。
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時間とともに徐々に本来のオフェンスを取り戻すと、2Qにフィールドゴールで反撃開始。その後はタッチダウンも奪い、前半を10−14の4点差で終えます。ハーフタイムのロッカールームで後半に向けて「自分たちを信じて、これまでやってきたプレーをしよう」とオフェンス陣に声をかけたといいます。
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3Qにはパスでタッチダウンを奪い逆転に成功します。ゴール前6ヤードから、崩れたプレーでしたが、走りながら投じたパスがWR#19小梶をヒットしました。「ラッシュがかかった時に決めきれるかどうかは、ずっと自分の中の課題でした。ディフェンスから逃げながらターゲットを探し、パスを決められたのは収穫です」。
この日の獲得ヤードは、パス160ヤードに対してラン237ヤード。MVPに選ばれたRB#2ニクソンのランが好調でした。そんな結果になったのも「どうすれば勝てるのか」、高木が試合前に考えたことが少なからず影響していたようです。「自分が目立つというよりは、勝つことに考えが行きついたのです。最後0秒で1点でも上回っていればいいと。ゲームが始まるとRB#2ニクソンのパフォーマンスが良かったので、迷った時にはボールを預けました」。ランを警戒されれば、すぐさまパスを通した隙きのないプレーも印象的でした。
「前半上手くいかない時間もあったけど、消極的になることなく、自分を貫き通せたのも良かった」と語った司令塔。今後もチームを勝利に導くパフォーマンスに注目です。