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世界メンタルヘルスデー連動企画!! 精神科医や心理師が常勤 !富士通のメンタルヘルスについての取り組みをご紹介
こんにちは!富士通広報のジョーです。
本日10月10日は世界メンタルヘルスデーです。
世界メンタルヘルスデーとは、メンタルヘルスに関する世間の意識を高め、偏見をなくし、正しい知識を普及することを目的として世界精神保健連盟が1992年より定めたものです。今では、世界保健機関(WHO)も協賛し、正式な国際デー(国際記念日)とされています。
富士通は、「社員一人ひとりが自律的に自らの健康を維持し、いきいきと働く企業」を目指し、様々な取り組みを行っています。その一環として、今年は「世界メンタルヘルスデー」に連動し、社員向けにメンタルヘルスに関する企画を実施しました。今回は、それらの取り組みについてご紹介したいと思います!
①世界メンタルヘルスデー連動企画「CHRO平松×健康推進本部長 南雲対談」
富士通のCHRO(Chief Human Resource Officer)の平松と、元聖マリアンナ医科大学神経精神科学教室講師で現在は富士通の健康推進本部長を務める南雲が社員の心身の健康について対談を行いました。その様子を富士通グループ全社員に本日配信していますので内容の一部をご紹介します。
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Q世界メンタルヘルスデーにあたって、メンタルヘルスについての考えを教えてください。
平松:富士通が社会に貢献し、持続的に成長していくための源泉は、社員一人ひとりが生き生きとやりがいを持って働くということだと思います。その上で一番大事なことが心身の健康だと考えていますので、富士通として健康ケアの取り組みを重要視しています。
南雲:世界メンタルヘルスデーは世界中の人々が心の健康に意識を持っていただくという日になります。富士通グループの社員も自身の心身の健康についてぜひ考えてもらいたいと思います。
Q自身のメンタルケアについて教えてください。
平松:私は撮り溜めた動画を見るなどして一人の時間をつくることを大事にしています。仕事柄、職場の人と会話する場面がずっと続くので、一人で何も考えずに好きなことをやる時間を必ず取るようにしています。
南雲:私はストレス解消法をいくつも持っています。色々な状況で一つのことができなくなってしまった場合に、他にやることがなくなって困らないようにするためです。最近のストレス解消法は飛行機に乗ることですね。飼っている猫を触るのも癒しの時間になっています。
Q忙しいときに心がけていることは何ですか?
南雲:「忙」という漢字は心を亡くすと書く、と習いました。本当にその通りで、ついつい忙しいと目先のことに捉われてしまうのですが、常に「プライオリティは何か」を考えるようにしています。私は忙しくなってくると、すごく焦り始めてしまう傾向があります。あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ、と考え出した時は危険なサインだなと思い、努めて後回しにできるものを探すようにしています。
平松:忙しい時は周囲の人に「意外と暇だよ」と言うようにしています。忙しくても自分が仕事をコントロールできる状態だよと。若い頃は上司から仕事を指示されるので、自分で仕事をコントロールできないような状況になりがちですよね。そういう時こそ上司とコミュニケーションをとって上手に甘えてください。それほど細かくやらなくても良いことに意外と時間かけたりしていることもありますので、コミュニケーションをしっかりとることが必要だと思います。
忙しい時に一人で抱え込まず、上司や同僚と相談しながら、優先順位をつけて進めていくことって大切ですよね。富士通では、定期的に上司と部下の1on1を実施しているので、そこで相談するのも良いですし、社内のSNSも盛り上がっているので、そこも活用できますね。また、私のチームでは、気軽になんでも相談する用のチームチャットを立ち上げていて、ちょっとした仕事の悩みや食堂の美味しいメニューの話などもざっくばらんにみんなで会話しています。色々なコミュニケーションツールや機会を利用して積極的にコミュニケーションを図っていきたいと思います!
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② 世界メンタルヘルスデー連動企画「セルフケアのためのコンテンツ」
「世界メンタルヘルスデー」に合わせて、2つのコンテンツを社員に配信しています。
1つ目は、富士通の産業保健スタッフが制作した、睡眠の質を高めるための映像コンテンツです。疲労の回復や心身の健康維持には質の高い睡眠が欠かせません。睡眠の質が悪いと、仕事のパフォーマンスにもマイナスの影響を及ぼす可能性があります。今回用意した映像コンテンツでは、睡眠の専門家が質の高い睡眠のための具体的な方法や、睡眠に関するよくある疑問について解説しています。
2つ目のコンテンツは健康管理部門のスタッフ「マッスル加藤」が抜群に明るい笑顔で紹介する「リフレッシュ体操」です。この体操は、30秒ほどの短い時間で、自分の部屋やオフィスでも簡単に気軽にできる運動なので、仕事中の気分転換にも最適です。軽い運動はストレス解消や心身の健康に良い影響を与えます。
私も30秒のエクササイズをやってみましたが、体がすっきりして、リフレッシュできました。次の仕事もはかどりそうです!
その他にも、自身の疲労や睡眠の状態を確認してもらうため、直近1か月間の自覚症状や勤務状況の質問に回答することで疲労度を特定する「働く人の疲労蓄積度セルフチェック」(厚生労働省が作成)や、睡眠に関する質問に回答することで不眠度を測定する「アテネ不眠尺度」(WHOが作成)などのチェックシートも社員に向けて紹介しています。社員一人ひとりが自身の健康をデザインして心身の健康維持につなげるきっかけにしてほしいと思います。
③ 富士通のメンタルヘルスのための取り組み
今回の世界メンタルヘルスデーに合わせた企画以外にも、富士通では日頃から社員のメンタルヘルスに向けた様々な取り組みを行っています。その中から、今日は3つの取り組みをご紹介します!
・どこでも精神科医や心理師に相談ができる体制
富士通では、1960年代年から精神科医や心理師が勤務しており、富士通グループの社員は事業所内ではもちろん、自宅からオンラインなどでも健康相談やカウンセリング、専門的な支援が受けられる体制を構築しています。CHROの平松と対談を行った健康推進本部長の南雲も精神科医として入社しました。メンタルヘルスの問題を抱える社員の面談において 精神科医が直接対応することで社員の状況に応じた適切なケアができるようにしています。また、社員だけでなく、その家族も、健康保険組合の電話やウェブでの健康相談・カウンセリングが可能です。
・「健康いきいきワークショップ」の開催
ストレスチェックの集団分析の結果に応じて、産業保健スタッフがファシリテートし、理想の職場を目指すために職場内での議論を交わす「健康いきいきワークショップ」を開催しています。そのワークショップで挙げられた課題については、その職場の幹部社員と健康推進本部で共有し、より働きやすい職場にするための施策検討に活用しています。
・ストレスチェックと「Work life shift」などの様々な取り組みを連動
ストレスチェックに基づく集団分析結果をエンゲージメントサーベイなどの他の全社調査と統合して経営層や幹部社員にフィードバックし、改善施策を検討し実施しています。また2020年7月に開始したニューノーマルにおける新たな働き方「Work life shift」の取り組みとも同期して、テレワークなどの新しい働き方が社員のメンタルへ与える影響を注視しながら、職場環境の改善につなげています。
富士通のメンタルヘルスに関する取り組み、いかがでしたでしょうか?
これらの取り組みに加えて、今後はさらに、本人が抱える疾病の治療や、家族の介護と仕事の両立で不安を抱えている社員のために、メンタルヘルスを維持するための情報をわかりやすく提供していくとともに、メンタルヘルスに対する組織を整備して、社員に対して会社の制度やメンタルヘルスの重要性の理解を促す教育を強化していく予定です。
テクノロジー企業である富士通にとって、人材は最も重要な資本です。富士通は積極的に社員の声に耳を傾け、社員一人ひとりがいきいきと働けるような職場づくりをこれからも進めていきます。
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