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オラクルと富士通のパートナーシップにより、2025年4月から富士通のソブリンクラウドを提供!地政学や経済安全保障リスクから急速にニーズが高まる、データ主権要件に対応したソブリンクラウドを語る

こんにちは、富士通 広報 note編集部です!
富士通は、2024年9月9日から 12日までラスベガスで開催された、オラクル・コーポレーション(以下 オラクル)主催の年次の顧客イベント「Oracle CloudWorld 2024 (以下 OCW)」に参加しました。富士通 執行役員SEVPシステム・プラットフォーム・ビジネスグループの責任者である古賀が、日本企業で唯一基調講演に招かれ、GoogleやUber、アニメーション会社Skydance Animationなどの世界トップ企業と並んで登壇したほか、ブース展示を通して、オラクルとの戦略的協業に基づき、富士通が2025年4月から日本市場向けに提供を開始するデータ主権や運用主権要件に対応したソブリンクラウドについて詳しく紹介したので、現地の様子をお届けします!

オラクルのOCI担当 クレイ・マグワイクEVPと富士通の古賀の基調講演の様子

今年のOCWは、来場者数1万6,000人を超えました。
参加目的は様々ですが、「予想しにくい未来にどう立ち向かえばいいのか」という課題は共通です。その解決のヒントとして、オラクルのサフラ・キャッツCEOが基調講演で、「Technology」「Partnership」「Customers」の3つを強化すべきポイントとして述べられたので、ここで少し、富士通オラクル「Partnership」についてご紹介したいと思います。

OCW会場の様子

富士通オラクルのパートナーシップは40年以上続いていることを皆さんご存知ですか?
SPARCプロセッサをベースにしたサーバの開発提供からはじまり、2016年にクラウド提供に向けた戦略的提携を行い、直近の2024年4月には、オラクルのパブリッククラウド「Oracle Cloud Infrastructure(以下OCI)」の100以上のサービスを利用できる包括的なクラウド・インフラストラクチャ・プラットフォーム「Oracle Alloy」を富士通の国内のデータセンターに設置して、透明性を確保した安心・安全なソブリンクラウドの提供に向けたパートナーシップを新たに締結するなど、その関係は進化し大きく発展しています。また今後に向けては、富士通が2027年の提供に向けて現在開発中の2ナノメートルの高性能かつ低消費電力の次世代データセンター向けプロセッサ「Fujitsu MONAKA」や、水冷システムなどの技術活用についても両社で検討を進めています。
オラクルのOCI担当 クレイ・マグワイクEVPの基調講演に富士通の古賀が登壇し、今回オラクルとの協業により、データと運用のガバナンスと機能性を両立するソブリンクラウドの提供を可能にした背景や、その画期的なソブリンクラウドがお客様に提供する価値を、クレイ・マグワイクEVPとの対談を通じて熱く語りましたので、その一部をご紹介します!

基調講演の様子

富士通は、東京証券取引所をはじめ、様々なリーディングカンパニーの基幹システムをグローバルにサポートしています。ハイブリッドITを掲げる富士通は現在、Microsoft やAWS、富士通のクラウドなどを組み合わせたマルチクラウド戦略を提唱していますが、ハイパースケーラーのクラウドでは、お客様自身がデータや運用をコントロールすることが難しく、また富士通のクラウドではこれらを提供できる一方で機能が限られているという課題があり、多くのお客様が、クラウドが提供する最新のテクノロジーの活用と、データ運用の透明性確保やデータ主権の両立に苦労しています。

この課題解決に向け富士通は、データと運用の主権と機能性を提供する唯一のソリューションである「Oracle Alloy」を活用した富士通のソブリンクラウド「Fujitsu クラウドサービス powered by Oracle Alloy」を2025年4月から提供することを発表しました。富士通のソブリンクラウドは富士通のデータセンターで運用し管理するため、お客様は、運用とデータの主権を確保しながら、生成AIを含む100以上のOCIのサービスを享受できます。さらに、オラクルと富士通は、2025年4月からの提供に向けて、OCIの既存の機能に加えて日本のソブリン要件に合わせて106の機能を実装していきます。そして、富士通のソブリンクラウドは、日本国籍であり日本に居住する方々にサポートいただきます。

「Oracle Alloy」は、このようにオラクルの強力なサポートによって、政府機関のほか、経済安全保障推進法における特定社会基盤役務の安定的な提供の確保に関する制度で指定された「公共事業」「運輸」「金融」などの15の基幹産業のニーズを満たすことを実現します。これは、各地域のニーズを満たすという「Oracle Alloy」による分散クラウドのビジョンを具現化したものであり、オラクルのサポートに大変感謝しています。

富士通 古賀が出演するオラクルのOCI担当 クレイ・マグワイクEVPの基調講演はこちら

基調講演に登壇した、Google やUber 、Skydance Animation などの経営陣も、オラクルがクラウドで提供するAIを中心とした新しいサービスについて語られ、サフラ・キャッツCEO が強調した「Partnership」「Technology」「Customers」の重要性がここでも立証されました。

デジタルな世界が加速する一方で、イベント会場でのお客様やパートナーとのリレーションの機会は大変貴重であり、OCW会場内に設置された富士通ブースでソブリンクラウドを推進するメンバーが、富士通のソブリンクラウドの特長や提供内容を詳しく紹介し、多様な業界の方々が高い関心を寄せてくれました。

私たちが現地対応しました!

関連リンク
・基調講演動画(サフラ・キャッツCEO)
 https://www.youtube.com/watch?v=yHU3UJaCjis
・基調講演動画(クレイ・マグワイクEVP)
 https://www.youtube.com/live/LHMqVGX3U2U

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