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XRや3DクリエイターにおすすめしたいBlenderの”ある機能”

こんにちは!Fujitoです。

みなさん、Blenderを使っていますか?

無料で高機能な3DCGソフトウェアとして有名なblenderですが、
特にXRや3Dクリエイターにオススメしたいとある機能があります。




それは、




BlenderでのVRモード



です!

風の噂で知っていましたか?
それとも初めて知りましたか?

私はバーチャル空間を制作する際によく使っていますが、実際、周辺であんまり使っている方をお見掛けしません。

Blenderにだけある特別な機能というわけではないのですが、
ここまで使えるのかという嬉しさはあります。

そこで今回は、BlenderでのVR機能について、
簡単にお話ししたいと思います!




BlenderのVRモードとは?

もしお手元にVRのHMDを持っていたら、PCに接続することで、自分の制作中のモデルをVRでみることができるようになります。

実寸の感覚で見ることが可能なので、とくにXR系のプロジェクトをやっている方におすすめのモードになります。


◆VR Scene Inspection

こちらのBlenderのVRモードはアドオンをONにすることで誰でも使えます。
VRのHMDをPCにつなげ、再生するだけで、自分の制作している3Dモデルを見ることができます。アニメーションももちろん見ることができます。


私もこちらの機能は、チュートリアル修行中に知り、
それ以来自分の制作の中で使用しています。

下記に公式からアドオンの説明がありますので、使ってみたい方はチェック✅してみてください!


▽またコチラの記事には、設定の手順などが載っています。


実はまだあるVRモードの種類

先ほどのものは基本的にモデルを見るための機能でしたが、実は操作したり、制作できるものもあります。


Freebird XRによるBlenderのアドオンです。


◆Freebird XR v2(有料)

モデリングや簡単なアニメーションが制作できます。コンセプトアート向けかなと思う部分もありますが、直感的に制作ができりツールになるのかなと想定しています。

徐々にアップデートがされてできることが少しずつ増えていくことで、
今後もっと使いやすくなると思われます。

▽アドオンのページはこちら。


◆VR Puppetry(有料)

こちらも、Freebird XRによるBlenderのアドオンで、VR Puppetryというものです。Blender上でVRコントローラーを使ってオブジェクトをアニメーションさせることができます。

オブジェクトやボーンを直接手で動かして、そのアニメーションをタイムラインに記録できるので、直感的にアニメーションの制作ができるというものです。


▽アドオンのページはこちら。導入フローも載っています。


他のクリエイターさんの使用例

まだまだBlenderでのVRモードを使用している人は少なそうですが、他のクリエイターさんで試している方もいらっしゃったのでその例を貼っておきます。


Blender VRモードのメリットデメリット

BlenderにおけるVR活用は、最終アウトプットがXR空間内で使用するのアバターや、空間(3D)となるプロジェクトに特に有効だなと感じます。

ここでは、VRを使うメリットとデメリットを整理してみましたので
参考にしてみてください!


◎メリット:手戻り削減

VR環境では、実際の空間を3Dで確認できるため、従来の2Dビューでは気付きにくかったディテールや配置のズレがすぐに把握でき、手戻りのリスクが減る。

◎メリット:インスピレーションの向上

新たな角度や表現を発見するきっかけとなる。まずは実際に作ってみることで、アイデアが広がり、インスピレーション等が期待できる。

◎メリット:制作の迅速化

VRSNSや専用アプリケーションのビルドといった、外部プラットフォームへの依存が不要なため、作っているものをすぐに確認できる。プロジェクトの効率化に直結する。


△デメリット:長時間の使用による疲労と酔いの問題

Blenderのビュー内だと、ややVR酔いや、疲労感を引き起こしやすい感じがあるので、あまり長時間の利用は、やや負担になる印象がある。

△デメリット:高いPCスペックが求められる

少し処理性能の高いマシンが必要な印象がある。データが重かったり、複雑だとややカクカクするときがある。


まとめ:BelnderのVRモードを使ってみよう!

いかがでしたでしょうか。

BlenderでVRを活用することで、3D空間をリアルタイムに確認し、制作の効率や創造性を向上させることができると感じています。

これでいける!という感覚を早期につかむためにも
かなり有効な機能だと思います。

もちろん合う合わないがあるとは思いますが、
プロジェクトの目的や最終アウトプットに合わせて、
VRモードの導入効果とコストを検討してみてください。


みなさんの制作におけるアプローチの1つになれば幸いです。


それでは!



▽Blenderに取り組む時間が・・・という方は以下の記事も参考にしてみてください。

▽Blenderを覚えるおすすめの方法を知りたい方はこちらの記事も参考にしてみてください。



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