ガソリンスタンドの油はどこからきたの

日本は原油のほぼ全てを海外から輸入しています。
その割合はなんと
輸入:99.3%
国産:0.3%

逆に0.3%を日本のどこで採っているんだ?!と思いますね(笑)
日本の油田は、現在も採掘を続けているものや、すでに閉鎖されてしまったものなど、10カ所以上の油田が点在しており、秋田県や新潟県、北海道、日本海側に多くあるそうです。


99.3%の原油をどこの国から輸入しているの

入国内訳

1位 サウジアラビア 39%
2位 アラブ首長国連邦 34%
3位 カタール 12%
4位 クウェート 8%
5位 イラク 3%

グラフの通り、日本が中東から原油を輸入する量のうち、サウジアラビアとアラブ首長国連が全体の約7割を占めています。


中東産の原油はどのように日本にやってきているの

中東地域から輸入された原油は、タンカーで日本まで運ばれ、製油所で生成され、ガソリン、灯油、軽油、重油などになります。
製油所で生産された石油製品は、製油所から直接または中継基地である油槽所を経由して販売拠点であるSS(サービスステーション)や需要家に輸送されます。この際の輸送手段は、届け先の立地、取扱量、輸送距離などに応じて、内航タンカー・鉄道(タンク車)・タンクローリーなどが利用されています。

内航タンカーによる輸送は、船舶により臨海地区間の海上輸送を行うもので、製油所から油槽所への転送、または製油所・油槽所から需要家への直接販売の際に利用されており、大量かつ長距離輸送に優れています。

タンカー

鉄道による輸送は、タンク車と呼ばれる専用貨車で編成された列車により臨海地区の製油所から内陸地域の油槽所へ転送する際に利用されており、内陸地域に対して一度に大量の石油製品を輸送することが可能です。

列車

タンクローリーによる輸送は、自動車により陸上輸送を行うもので、製油所・油槽所からSSや需要家への末端輸送の際に利用されています。

トラック

石油部ではTwitter【四国の油屋さん@藤田商店】でも、毎週石油に関するつぶやきを行っております!
気になる方は、是非ご覧ください!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?