未来妄想α
ジェネレーションαとは2013年以降に生まれた世代、つまりジェネレーションZの次世代で完全21世紀生まれ世代のこと。ラテンアルファベットのからギリシアアルファベットになったのは新しい時代の幕開けを表しているためだという。
彼らは生まれた時からモバイル端末やインターネットコミュニケーションに囲まれ育ち、小学校ではプログラミング教育を受けている。さらに発展していけば、人とコンピュータ、現実とインターネットが曖昧になった空間で時代を担う20代を過ごすことになる。
私たちZ世代(1997-2012年生まれ)は生まれた頃からコンピュータに囲まれ、家がISDNやADSLで世界と結ばれた環境で育った。そして世界の人口の1/3を占める世界で最も人口の多い世代であり、α世代と共に世界を担う最も影響力のある世代と言われている。これらに共通していることは従来の古い考え方に対して革新的で、多様性を好むということ。誤った情報を鵜呑みにしたことでワクチン接種を拒み死亡するということから分かるように、メディアリテラシーが情報格差につながり、情報の取捨選択が生き抜く鍵になっている。1998年・2001年生まれ以降はパンデミック下でのリモート教育を初めて受けた世代で、場所に行くことの価値を新たに創造している。
2020年代に入り人工知能や量子コンピュータが難問題を解決し始めている。実生活に関係ないと思われがちなことだが、そんなことはない。実際コンピュータの技術革新に必要不可欠な難問をどんどん解決しているのが人工知能や量子コンピュータである。つまりもう仕組みの担い手は人ではなくコンピュータなのだということ。私たちは既にそういう時代に置かれていると見ることが出来る。
前置きが長くなってしまい申し訳ない。
つまりそうなった時の妄想が本記事である。
ーシンギュラリティ2040ー
頭蓋骨の裏側、脳とコンピュータを接続するインターフェースであるBCLが開発され、ニューロンの電気信号を拾い上げることに成功する。今日、脳の電気信号は2進数で表すことが出来ない複雑なものであるということが理解されている。これを2進数に置き換えることが出来ればコンピュータはそれに準ずる動きを可能にする。
それより人間の頭には予備記憶装置を装着することが可能になる。これはニューロン回路信号をシリコン回路信号にトランスレートすることで可逆的なものをフラッシュメモリに記憶するというもの。一般に呼び出す際は人間のプロトコルに従いに復元する。人は文章を読むということを忘れ、受け取ったデータが知識となっていくことだろう。
外部メモリユニットがさらに発展し、シリコンプロセッサと通信モジュールを搭載したプロセッシングユニットになる。これで全人類が脳とコンピュータをBCL接続するようになり、脳の思考とシリコンプロセッサの演算処理を組み合わせ、私たちは高度な知能を手に入れる。同時にスマートフォンは当然衰退していく。なぜなら私たちは頭の中にモニターを持っているのだから。
そして私たち発達障害者や、精神疾患を保持した人達が持つ脳的な機能の偏りを、前頭葉に直接アクセスし、アドレナリンとセロトニンを機械的に操作することでこの問題を解決していく。これのメリットは例えばADHDのメリットを活かしつつ日常に支障を来さないようコントロールするということが可能になる。ストラテラやコンサータを服用するよりも効率的である。
ーエネルギー
しかしどうだろう。地球環境。
私たち人間は日々莫大なエネルギーを消費している。しかもそれはほとんど石油に依存している。それに加えて有限とされているのだから、私たち人間は皆一緒にエネルギー問題について考えていく必要がある。それにも関わらず世の中、アメリカが悪い、中国が悪いと大きなものを悪役に仕立て上げようとする。政治家たちは利益のために足並みを揃えることは得意なのに、国家間ではそれが出来ない。呉越同舟するときにはもう既に遅いだろう。
ー日本の領土ー
近年私たちの国では街をコンパクトにしていく流れが一般的である。これは行政が人の住んでいないところまで管理できない、そんなところの地域振興に回す余裕はないということの表れだろう。
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