フジタ

真面目に生きるためのちょっとした試み。お付き合い下さい。

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野比ふじ太

これは僕が小学生の頃、転校した先の学校で呼ばれていたあだ名。どうしようもない落ちこぼれで、弱虫で、意思が弱く、いつも寝ててメガネで、顔も大して良くない。おまけになんでも後回しにする。唯一違ってたことといえばテレビゲームをやってたことくらい。そんなどうしようもない僕も、今では大学4年生。就活も全然上手くいってないし原作ののび太くんと何も変わらない。でも一つだけ違うことがある。写真やデザインでちょこちょことお仕事をいただけているということだ。 こんなのび太くんをボロクソに書いて

    • 自粛と自粛圧力の責任

      初めに言うと私はコロナを封じたい、大切な人にうつしたくないという気持ちと、自分の時間を無駄にしたくないという気持ちの均衡値で以て行動している。 「自粛をお願いします。」 この言葉、もう飽きるほど聞いた。言語的には問題ない。しかし自粛の意味と本質を考えると違和感を覚える。自粛とは自らが「飲み会行くのやめとこうか」「おでかけやめとこうか」ということを行動に移すことであって、感染したくない、損をしたくないというお気持ちをお願いという意味で用いる言葉ではない。だから他人に責任を押し

      • 未来妄想α

        ジェネレーションαとは2013年以降に生まれた世代、つまりジェネレーションZの次世代で完全21世紀生まれ世代のこと。ラテンアルファベットのからギリシアアルファベットになったのは新しい時代の幕開けを表しているためだという。 彼らは生まれた時からモバイル端末やインターネットコミュニケーションに囲まれ育ち、小学校ではプログラミング教育を受けている。さらに発展していけば、人とコンピュータ、現実とインターネットが曖昧になった空間で時代を担う20代を過ごすことになる。 私たちZ世代(1

        • 本当にいい先生だと思う。

          「みなさんは、何に熱中してきましたか。」 仙台市のとある高校で、開校当初に発行された卒業文集の中の一文である。 全く縁もゆかりもない高校の知らない先生が書いた1つの文であるが、読んだ時「未来を考える時、何に熱中したかが道標になる。」というニュアンスを含んでいると私は読み取った。 きっとのこの先生は趣味が豊富で、様々なことに興味を持ち取り組む人なのだと、私はこの文だけで様々な人生背景を想像してしまう。普通、事務的に話すのであれば「努力すればどうにかなる。若いのだから。」とい

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        野比ふじ太

          自分たちを手際よく解体する者たち

          私は死にたいと思いたくない生物。だからこそ命の尊さと常に向き合うため、生物の解剖、屠殺、殺処分、戦争、災害の本や動画を常に観ている。 先日ゴキブリの脳を取りだす動画を観ていたらそのコメント欄に「効率よく自分たちを解体できる生物がいるって怖くね?」というコメントを見つけた。この言葉がとても引っかかり調べたり考えたりしていた。コメントの趣旨は恐らく自分とは異なる生物が自分たちの解体の仕方を知っている事実が怖いというものだと思う。そう思った時人間は他の動物により効率よく解体される

          自分たちを手際よく解体する者たち

          現代人は推しの命を軽く見ている。

          僕は推し文化苦手だ。しかしそうなりつつつある自分もいる。自分がそれ歩み寄りつつもこの言葉の意味がどんどん拡大しているというところがある。一見すると関係なさそうなことも実は箱の中で複雑に絡み合う、一筋縄ではいかないのが難しさであり面白さでもある。そういうものを一緒に少し見つめて欲しい。 擁護、批判、意見する彼らは強い。様々な拡声器を持っているし、エネルギーもある。そしてここに僕はよく考えてみて欲しいことがある。意見をすることとは擁護、批判することなのだろうか。貶めること、讃え

          現代人は推しの命を軽く見ている。

          1999

          僕は18の誕生日、なんとも言えない不安に駆られた。きっとこの日が薄暮、長い夜の始まりなのではないか。そう思ったとき人生の第1章が終わった気がして短い人生に対してなんとも言えない焦りさえ感じていた。まるで試験前の徹夜している時のような。 ノストラダムスが予言した年に生まれ、 ゆとり教育転換で突然詰め込まれ、 リーマンショックで一気に貧しい生活に。 東日本大震災で家が傾き それに伴う津波で友人や思い出の場所をいくつも失い、原発事故で外で活動できず。 IoTが爆発的に進歩し第4次

          ちょっと思い出したきもち

          親離れ子離れ、親子関係の話題でよく耳にする言葉。 寝ていて突然幼児期の夢を見て、初めて親から離れた時の気持ちを思い出した。 昔、僕はお母さんと離れて幼稚園に行くのが嫌で、でもお母さんの言うことを聞いて大人しく通っていた。でも幼稚園では好き放題やって怒られて、今考えると寂しさを紛らわすための行為だったのかな、なんて時々思う。お母さんは「強くなってきなさい」という思いで預けているのかもしれないと考えた時シャチの親子関係を思い出した。シャチのお母さんはやっと泳げるようになった小

          ちょっと思い出したきもち

          無関心が一番悪、そんな偽善な。

          割とよく聞く言葉じゃないかと思う「無関心が一番悪」というセリフ。僕はこの言葉がとても苦手で、世の中に対し疲れを感じる原因の1つになっている。 無関心ってそんなにいけないことかな。なんか同情を強要されているみたいで僕は共感ロボットじゃないという気持ちが瞬時に湧いてくる。 中学生の僕は日常生活で何かハラスメントにならないか、自分が加害者にならないか、誰かの地雷を踏まないかとても気にしていた。そんなこと考えていたら人が信用出来なくなり途端に人が物に見え一切感情移入できなくなって

          無関心が一番悪、そんな偽善な。

          note、書くけど読んでない件

          僕は1つ、意志と課題解決発想ルーティンを兼ねて公開備忘録という形でnoteを書いている。 まず個人的に読んでない理由から言うと、 ・変化球が流れて来ない ・筆者達が先鋭化していて読んでて心地が悪い ・思想で商売をする場合の内容の真偽 世の中様々な問題がある。そして様々な価値観の人が暮らしており、noteは様々な意見が漂っている。そんな中noteでは自分の世界に閉じこもって先鋭化している人々をよく目にする。誰かの意見を論理的に解釈し俯瞰して物事を考えることでその先鋭化は防げ

          note、書くけど読んでない件

          有能と無能の均質化

          コロナ禍で新しい働き方が普及する中、YouTuber達が世間の人間を評価することが増え「有能、無能」という言葉をよく耳にするようになった。そんな動画をいくつも観てきたが言っていることはほぼ同じ。総合的に見ても組織の中で成果を出せる人間や画期的な成果を出せる人、ミスをしない人間を有能、それ以外の非効率なことをしている人間を無能とする傾向がある。ここで有能無能は彼らの主観であると捉えることも出来るが、観念としての「使える、使えない」と一般に言われていた会社の中の人間評価語彙を広く

          有能と無能の均質化

          ぼくをいじめていた人たちへ

          この話は僕の個人的な経験の話です。 決していじめを肯定している訳では無いが、自分自身いじめとどう向き合うかを考える結果としていい事だったのでまとめていることを留意して読んでください。 いじめの経緯 僕は本当に落ちこぼれでなさ何をやっても上手くいかないし、意思も弱かった。でもバカ正直で正直今考えてもかわいくない小学生だったと思う。そんなこともあって当然のようにいじめられた。毎日非人道的ないじめを沢山受けた。相手は大人なら禁固刑になるようなこともしていた。うちでは僕が誰かお友達

          ぼくをいじめていた人たちへ

          無数の性格と個性

          人間4兆7000億人に1人の確率で同じDNAを持つと言われている。しかし生まれた国や育った環境、見たもの、聴いたものが違えば全く違う人間になるのだろう。結局人間がどんなことを仕向けても同じ人間は生まれない。 今回はサンプルとしての自分を見つめようと思う。まずは個性の骨格になる性格を見てみよう。そのためにまず指標が必要だ。そこで用いるのがマイヤーズ・ブリッグス理論(マイヤーズ・ブリッグスタイプ指標)だ。これはこれは科学的根拠に基づくものではなく数値の定義があるものではないが、

          無数の性格と個性

          怒りを堪える。

          どんなことをされても相手は一人の人間。誰かにとっての大切な人間なのだ。 高速バスでパソコン作業をしていたら前のおっさんが無言でシートを倒しPCに当たっているのに無理やり下げようとしてきた。そのおっさんの指を見ると左手の薬指に指輪がありきっと大切な家族がいるんだと悟り僕は怒りをグッとこらえ6秒深呼吸しこう言った「少々お待ちいただけますか。」そうするとおっさんは「すいません」と言って戻してくれた。一見自己中なおっさんだが、自己中と見ている私達も自分の価値観に落とし込んで見ている

          怒りを堪える。

          格差と連鎖

          私の生まれ育った場所 僕の生まれた場所は仙台郊外の小さな町にある新興住宅地。そこには年収200万円未満の世帯から1000万円以上の世代まで幅広く居住していた。僕はその住宅地に立地する団地に住んでおり低所得〜中所得世帯はほぼそこに住んでいた。 ニュータウンの分断 僕が小学生になる前、団地は両親がいて一定以上の収入がある人しか住めなかったのでとても治安がよく厳しい子ども社会の上下関係はあったが逆に言えば歳上のお兄ちゃんお姉ちゃんが守ってくれるような環境だった。 しかしあるとき無

          格差と連鎖

          ゴロゴロ、作業、おでかけ

          今の私の生活は完全にこれだ。所謂普通じゃない生活。朝起きて、作業して、寝て、おでかけして、帰ってきたら寝るまで作業。こんな生活を毎日しているとこの作業がお金に変わらないかななんて思う。 自分はADHDがあり中々スケジュールを立てるということが出来ない。そして代わり映えのしない生活には耐えられない。 就活、卒業制作という見えない、進まない恐怖に今日もこうして眠れていない。身体に悪い気がしてならない。僕はもっと刺激的な毎日を送りたいのに頭が悪すぎてそれを包み隠すことができない

          ゴロゴロ、作業、おでかけ