ひよひよこ No8. はじめての青空教会
※ 作品中の言葉は差別用語ですが、あえて変えていません。
お姉さんが教えてくださったイエス様のお話ですが、絵本を広げて読み聞かせて賛美歌を一緒に歌うという簡単なものでした。すぐ横に公民館があったのですが使わなかったので、正規の牧師ではなく、単なる子供好きのボランティアだったと思います。普段はおとななんて来なかったのに、その時は男性ばかり数人連れ立って先生を見に来たという感じでした。
いい歳をした人間が本人にわかるように大声で指摘するのは非常識だし、民度が低かったと言える。お姉さんは気の毒に私たち子供の前で目を伏せ、身を縮めるようにされました。子供心になんてこと言うのって思いました。多分そのお姉さんも己のボディイメージに関して卑下する気持ちが強かったので、ああいう態度になったと思います。
私はこの出来事をよく思い出すのでマンガにしてみました。障害を指摘されたらどういう態度を取るべきかそのお姉さんもわからなかったし、私もそうだったから忘れられないのでしょうね。