ひよひよこ No3 私のプチ遍歴
今回は絵より文字多めです。
当時の林真理子は私と同類の人、報われない想いを抱え込んでいる人と勝手に思い込んで勝手に応援していました。強運を呼び寄せて頑張る努力家と知っていたら、そして私もそういう積極性を出して実践していたら運命が変わっていたかもしれません。が、私は過干渉な母の人形だったのでそれもなかったでしょう。複雑な想いです。
特に母方の叔父は、段ボール持参で漫画だけをごっそりと持っていきました。多分、母に頼まれて処分したのだと思います。本棚がほぼカラになり、私はどれだけ泣いたかわかりません。当然返却もしてくれませんでした。
冬物の気に入りのオーバーコートを従姉妹にあげた件も、いまでも悔しくて夢に見ます。でも、当時は母に諭され、逆に心の狭い己を責めていました。私は母の薫陶により、これをされたら嫌だという意思表示や催促ができない人間に育ちました。というより母の都合にあわせて動く意思なき人形でした。だから他人からバカにされても聴力の件でいじめられても、されるがままでした。目が覚めたのは成人してからです。でも本当の覚醒は母が大病をして引き取ってからなので平成31年の秋、ついで令和元年、つい最近の話です。50も過ぎて、やっとです。
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カムイ伝。人物の描き分け、今見てもすごいです。子供の中学校の図書館でもいい場所に置かれていて、去年の三者懇談の時間待ちで40年ぶりに懐かしく再読しました。
カムイ伝って最初はオオカミしか出てこないんだよね。オオカミかわいくないなーと思いながら読んでたなあ。右近の変貌ぶりにショックを受けたのも懐かしいです。
はだしのゲンは最後は天皇否定の話になって残念です。連載継続にあたりいろいろな事情があったようですが、原爆の悲惨さをわかりやすく伝える点において不朽の名作だと思います。
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※ レイヤーを合体したら、絵がどこかに行って、最初から書き直しになりました。デジタルコミックって難しいです。文章を書く方がラクですね……レイヤーの扱いは非常に重要な今後の課題です。
※ ところどころ、原画や文字の抜けがあります。時々画面が白くなる現象についていけてないです。これも今後の課題です。