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ひよひよこ No15. ヒプノセラピー中で会った過去の私


ヒプノセラピーとは、日本語でいうと、催眠療法となりますが、それだと語感が悪いので英語読みにしているかと思います。初耳の人もいらっしゃるかと思いますので、先にウィキペディアから引用します。

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 催眠療法(さいみんりょうほう、英語: hypnotherapy)とは、催眠を用いる補完・代替医療の一種である。被暗示性亢進を中心に、催眠現象が持つ様々な生理的・心理的特性を利用し、多様な治療が行われる。心身の回復、同化の促進、緊張の解放、不安感情の低下などが期待され、心理的興奮やストレスが関わる心身症、身体疾患や医学的処置の苦痛など精神科リエゾンの領域でも利用される。自己洞察や行動変容の促進にも用いられる。
 様々な用途に用いられているが、研究の品質は低く、有効性を判断することが難しい。
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以上引用終わり。ヒプノセラピーは、現時点では有効性確認なし、証拠なし、証拠不十分とあります。しかし精神科医師がこれを積極的に治療に用いて効果を上げている人は、いないこともない。ただ少数ですし、非常に高価です。ある医師は一回四万円からという料金です。保険が利かない自由診療だからこその値段ですが、正規の医師といえども初対面の人間に対して、私はそんな金額を払えません。お金に余裕がある人は、そういうところが一番安心かも。
 ……と申すのは、うさんくさい人もいるからです。どこのサイトも集客のために成功例しか書きませんが、口コミを読むと体調が悪くなった人もいます。逆にヒプノセラピストのブログを読むと、客側が施術の効果を期待しすぎてダメだったという人も。ヒプノセラピーは数回通うべきだと言う人もいます。所説あれども、結局セラピストの能力と依頼者との相性で結果は決まると思う。催眠自体に対しては個人的には興味ある分野ですが、それを書くとまた横道にそれた文章になるので、今回はヒプノセラピーの話だけにします。

ヒプノセラピーに関する書物を読むと必ず前世の記憶を掘り起こされる話が出てきます。ヒプノセラピーは前世療法の一種でもあるからです。元々ヒプノセラピーは、患者を催眠誘導して無意識の感情を引き出して治療に役立てるものです。特に幼児期の記憶までさかのぼって心の傷……トラウマの根源を再体験もしくは見つめなおしてやり直しをさせる。これは幼児退行睡眠と言われますが、前世療法はそれをもっと深く分け入る療法です。
 生まれる前の人生……信じるのも信じないのもその人の自由です。前世はないと言い切る人にはヒプノセラピーは必要ありません。輪廻転生を信じない人もそうです。前世は信じるが人間とは限らないと主張する人もヒプノセラピーは無理。その段階でもうふるい分けがある。
 前世の有無を証明した人はこの世では誰一人いません。この世に生を受けて、何らかの状況で悩み苦しむ人は多いですが、ヒプノセラピーで困っている状態が良くなった人は前世を信じて得をしたともいえます。

 提唱者としては、ブライアン・ワイスがダントツに有名です。彼が精神科医としての立場で催眠療法をしていたら、前世記憶を話す人がいる。そういった人に注目して研究した成果を書いたものです。書物の名前もずばり「前世療法」 です。初版1988年ですから約三十年前です。歴史としては新しいよねと思っていたら、ヒプノセラピーの前身といえるものが古代エジプト時代に確認されている。BC(紀元前)の時代は本当に不思議です。記録によると「眠りの寺院」 という場所があり、僧侶の呪文で患者が眠り、そこで目覚めた患者は癒されたと……以降、世界のあちこちで宗教儀式の一環として細々と施行されていました。
 眠りは人間にとって必要なもの、それをあえて呪文なり、薬なりで半分覚醒、半分眠らせた状態にしたら何が起こるかを古来から研究した人もいたのです。宗教的な暗示やお告げと称した宗旨の拡散にも使われたでしょう。民間療法的な立ち位置でしたが、十九世紀から精神科分野の医師たちが治療に役立て始めました。紆余曲折はありましたが、ワイス氏が一般向けに本を書いたことで一気に認知度が広まり現在に至ります。ヒプノセラピーをする人をヒプノセラピストといいますが、これは医師などの国家資格ではありません。民間資格です。講座や学校はたくさんありますが、五日もしくは十日で資格が取れて開業できるところもあります。
 ワイス氏公認の正規養成所から、怪しげと感じるところまでいろいろです。ちなみにうさんくさいところは、どんな催眠にもかかれなかった人にぜひ来てほしいとあります。必ず催眠にかかって前世がわかると豪語するところは逆に怖いです。薬で自白剤を使われて個人情報もすべて抜かれたり、サイキックドライビングといって変な洗脳で頭の中をいじられたりしてはかないません。
 ヒプノセラピーは自分でもできるらしいので、まず私はCD付の書物を求めて読みました。が、全然だめ。ならばと自力で探して、良いところも悪いところも正直に書いているところを選びました。その一回で満足したので今回はその話。ここからやっと本題にかかります。


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 結果を漫画で1ページにまとめました。

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体験談本文はこちらです。「小説家になろう」の私のページに直接飛びます。ヒプノセラピストさんの手順など、ご興味がありましたら読んでください。

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