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小春日和

 きょうは、小春日和になりました。

 さて、水曜日のニュースを眺めてみると
1)18歳以下への10万円給付の所得制限をめぐり、世帯年収を基準にすべきだとの声が出ています。松野博一官房長官は記者会見で、「世帯合算の上で収入判定を行えば、地方自治体の事務が追加で必要となり、迅速な支給に支障が出る」と話しました。やっぱりなぁ~というのが感想です。スピード感をもって支給するため批判覚悟で、児童手当のしくみと同じ「世帯主単位」にしたようです。このまま乗り切れるか微妙な雲行きかもしれません。

2)アメリカ大リーグ、エンゼルスの大谷選手が仮想通貨を取り扱うFTXと長期契約を結び、「グローバル・アンバサダー」に就任するとか。なんとも微妙な業界のPRを担うようで、ちょっと心配。

3)理化学研究所と富士通と共同開発したスーパーコンピューター「富岳(ふがく)」がスパコンの計算性能を競う世界ランキング(半年ごとに発表)主要4部門で1位になりました。2020年6月から4期連続、4冠達成です。しかし、米オークリッジ国立研究所のスパコン「フロンティア」が22年には稼働を開始。富岳は首位を奪われる可能性が高いとか。今後、日本がどこを目指し、どのように発展させていくのか注目です。

4)オンライン形式での初めての米中首脳会談。予想通り大きな成果は見当たりませんが、継続して対話を続ける環境は整えたようです。

5)カタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選のオマーン代表対日本代表戦。日本が1対0で勝利を収めました。素人目には「相変わらずの決定力不足」などと見えてしまいますが、予選突破に期待です。中国に引き分けたオーストラリアをかわし、グループBの2位に浮上しました。

6)韓国では今月から新型コロナウイルス対策を緩和した一方、新規感染者が過去最多に迫っています。17日の発表で一日の新規感染者が3187人となり過去2番目の多さ。人口の78.4パーセントがワクチン接種を完了していることを考えると、小康状態になっている日本の感染状況が一変する不安も拭えません。

 冒頭、「きょうは、小春日和になりました。」と書きましたが、小春日和を、晩秋から初冬の頃の穏やかで暖かな天気のことを言うと知ったのは、何歳の頃だったでしょう。日常会話で、それほど馴染みのある言葉ではなかったので、「春」に小春日和と言ってしまって恥ずかしい思いをした覚えはありませんが、最初に、秋から冬にかけて使う言葉と知った時は「えっ、そうだったの?」と思ったような気がします。今、ネットで検索してみたら「小春日和とは、晩秋から初冬にかけて現れる穏やかな暖かい晴天。小春とは旧暦 10月のことで,太陽歴では 11月から 12月上旬にあたる。」とありました。昔、ビートたけしさんは「赤信号みんなで渡れば怖くない」と漫才で言っていましたが、言葉も「みんなで使えばそう変わる」という側面がありますから、いつか「小春日和は秋から冬にかけて使う言葉だが、春に使っても良い」と変わる日が来るかもしれません。

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