感染防止徹底宣言ステッカーを貼っている店に行けば安全、で、いいんですよね?
「夜の街」なるキーワードで感染源は、特定の場所であるかのような誘導をしている会見が多いですが、お店では、このステッカーは使われているのでしょうか?
感染防止徹底宣言ステッカーとは
「感染防止徹底宣言ステッカー」を店舗等の目立つところに掲示いただくことで、都民の皆様が安心して利用できる施設であることをお知らせすることができます。
事業者の皆様、店舗等の利用者への安心の提供と感染拡大防止のため、ぜひこの取組にご協力ください。
知ってかしらずか、台東区は独自のステッカーを出していたようです。
新型コロナウイルスの影響で遠のいた客足を取り戻そうと、東京 浅草や上野などの飲食店では、店の感染防止対策をステッカーでアピールする取り組みが26日から始まりました。
東京都の取り組みが通知されてないのでしょうか。これが6月26日。
ようやく周知に動き出した?
7月に入っての感染者数の増加を見て、ようやく都も動き出したようです。
7月1日に日本ショッピングセンター協会へ要請が行った模様です。
東京都より、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止に向けた「感染防止徹底宣言ステッカー」の取組について周知依頼がございましたのでご案内致します。(PDF)
東京都総務局危機管理調整担当部長名で事務連絡が回っております。
今頃ですか、という気もしますが、ステッカーを貼っている店は安全と言うことのようです。
テレビでも周知に励んでいるようです。
活用するお店も出てきていますね。
こうした取り組みが「安全な店」として利用されることを願います。
都知事も記者会見でステッカーに触れた
7月3日の記者会見で小池都知事もこの点に触れています。
適切な感染拡大防止策を講じておられる都の感染防止の、まずチェックリストでそれぞれのお店がガイドラインに沿った対策を取っておられるかどうかチェックをしていただいて、その上でこのステッカーがダウンロードできる、プリントアウトができるという、このような仕掛けになっておりまして、今、だいたい5000件お貼りいただいているというところまでまいりました。
この時で5000件だそうですが、今どのくらいなんでしょう?
ステッカーのあるなしだけで判断するのも、どうかと思いますが、大体、「夜の街」というワードが一人歩きしているのも解せません。
「夜の街」で感染した人は「昼の街」でも歩いているでしょうし、大体、夜の町だけにウイルスが湧いて出るわけでは無いので、感染したホストさんたちも、昼の街で働くお客さんから感染したのかもしれないわけで、こういう分断は、何の意味も持たないし、差別的な行動につながるだけだし、人が動かないことで疲弊しているお店が、さらに困窮するだけなので、本当に、やめてもらいたいと思うわけです。
豊島区に肩入れする小池都知事の思惑は?
豊島区は、小池都知事が国会議員時代の選挙区で、いわば地元な訳です。豊島区長と共同記者会見開いたりしてますが、都庁のある新宿区より力を入れているように見えるのは、新宿区民の私の僻みでしょうか。
豊島区の高野区長が小池都知事と面会。その中で、区内すべてのホストクラブの従業員に検査を受けてもらい、クラスターが判明した場合、区として独自に店に休業を要請する考えを明らかにした。要請に応じた店には協力金を支払うとしていて、都に財源の支援を求めた。
この面会の後、小池都知事は豊島区に出向いています。
東京都の小池百合子知事は3日、豊島区が開催した新型コロナウイルスの感染防止大会に出席し、「『夜の街』対策として早期のPCR検査が必要だ。従業員が受けられるよう促してほしい」と経営者らに呼び掛けた。
その豊島区の対策は、こちら。ステッカーは独自のものです。
ステッカーは区のPRキャラクター「としま ななまる」をモチーフにしています。
いろんなステッカーがあると、どれが適切なのかわからなくなりそうです。
都庁舎の足元で新宿区も独自の対策をしているんですが、この施策は大丈夫なのか。
東京 新宿区は、区内の繁華街の関係者を中心に新型コロナウイルスへの感染が相次いでいることを受けて、区独自に、感染が確認された区民に1人当たり10万円の見舞い金を支給することを決めました。
歌舞伎町のホストクラブでは、売れてないホストに、これをもらいにいけとハッパをかけているとかいないとか。
ステッカーは大阪でも
大阪府は、7月1日から感染防止ステッカーを始めたようです。
◆運用開始
〇令和2年7月1日(水曜日)より運用開始
◆対象
〇業種別ガイドラインが策定されている施設。
〇特に、過去にクラスターが発生した施設(ライブハウス・カラオケ・スポーツクラブ・接待を伴う飲食店)及び飲食店(居酒屋等)については、ステッカーの導入を強く推奨。
仕組みは東京都ほぼ同じですが、デザインが大阪らしい。
ダイレクトですね。
意味がわからないレインボーカラーよりも、わかりやすいかもしれません。
いずれにしても、夜の街、というワードで、無闇に危険を煽り、街ぐるみで対策すべきところを業種で分断し、さらに地区ごとに競わせるような行動をする。これでは、ますますウイルスの危険性で起きる社会変容を超える危機的状況を生むような気がするんですが、対策として、どう評価すべきなんでしょう。
コロナ対策の安全な店を紹介する冊子とかサイトとかできるかもしれませんね。
サポートの意味や意図がまだわかってない感じがありますが、サポートしていただくと、きっと、また次を頑張るだろうと思います。