東京五輪はこれから3月末までが勝負でしょうね

昨日書いた記事の続報ですが、さらに踏み込んだ外電が入ってきました。

3月にギリシャ・アテネで開催されるIOC総会でどうするかを議論するのではないかと予想します。

こう書いたんですが、日本政府なのか、IOCなのか、外圧がかかってきました。

英タイムズ紙が与党幹部の話として報じたところによると、日本政府は、新型コロナウイルス感染症流行のため東京五輪を中止せざるを得ないと非公式に結論付けた。政府は2032年五輪の東京招致に照準を合わせるという。

この与党幹部は誰なんだという話ですよね。

一方で、こんな記事も出ました。

 新型コロナウイルスの感染拡大で今夏に延期された東京オリンピック・パラリンピックの観客数を巡り、政府、東京都、大会組織委員会は「上限なし」「50%削減」「無観客」の3案を想定していることが22日、関係者への取材で明らかになった。国内外で開催への懐疑論が高まる中、国際オリンピック委員会(IOC)から要請されたという。

これは妥当な話で、検討しておくに越したことはありません。

想定外とか言い出さないように、色々な想定をしていることは明確にした方がいい。

「7月に開幕しないと信じる理由は現段階で何もない。だからプランB(代替案)もない」と述べ、中止や再延期の可能性を否定した。

こういう言い方が出た時は、この発言がひっくり返ることを予想するのが想定というものです。今は、どう開催するかの議論をしている時期で、まだ、開催しないという議論を始める時期ではないという考え方です。

では、いつ、開催しないという議論が始まるのか。

去年と同じ時期ではないでしょうか。

IOCは22日に臨時理事会を開き、東京五輪について延期を含めて検討し、今後4週間以内に結論を出すと発表した。
1896年アテネ大会から始まった近代五輪が、夏季冬季を通じて開催年を延期するのは史上初めて。感染の終息が見通せないことから、予定通りの開催は断念した。8月25日に開幕予定だったパラリンピックも初の延期となる。

3月27日のIOC総会までに、こうした議論が出てくると予測します。

そこに向けての観測気球だったり、外圧だったり、日本の新聞は何をしているのかという気もしますが、多分、彼らには漏れないと思います。

ここで強行するのは、スペイン風邪の時のアントワープ五輪と同様に、IOCの思いだけが突出した大会として記録されるでしょう。

多分、開催すれば、観客を入れず放送・配信だけになるのではないかと思います。IOCとしては放映権を売っているわけですから、放送はしないといけないですからね。

この後、2022年の北京、2024年のパリと、どの程度コロナ対策ができた大会になるのかも見ものです。きっと予算が大幅にカットされるんじゃないでしょうか。それに合わせて競技数の削減か、国別の参加者数の削減が検討されるでしょう。選手以外の関係者が多すぎるし、選手村不要論も出るかもしれません。いずれにしろ、オリンピック精神が大きく揺らぐことになるでしょう。

それを受けて、2030年の札幌冬季五輪の後、2032年東京開催ということにして、その時までになんとか秋開催を勝ち取ってほしいなあ。マラソンだけ札幌とか言わずに、東京は10月開催でいいじゃないですか。

後10年後じゃ、森さんは引退されているかなあ。森さんの立場に橋本聖子さんかなあ。山下さんかなあ。首相は誰だろうなあ。


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fujita244
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