
人材コンサルタントに聞いた「社長が聞きたい5つの質問」その5:将来設計
シリーズ最終回です。
その5は、「将来設計」。
自分の人生において、あと何年後にどうなっていたいか、どういう人生を過ごすつもりで、そのために何をしているかといったライフプランがあるかどうか。そして、そのライフプランにおいて、この会社への就職がどういう意味を持つのかということが説明できることが重要だそうです。一緒になって人生を叶えていく同士もしくは仲間になりうる人かどうかを社長さんは見ているそうです。人生目標が重なる人と一緒にやりたいという思いは、社長さんも同じなので、それが重なるとやりがいがありますね。
60歳近くなっても、将来はあるわけで、そうは言っても最期を見据えた将来ということになります。人生最後の目標なのか、会社員人生の最後の目標なのか、とにかく目標がある人の方が頑張れますからね。
私の場合、これが最大の問題で、とにかく目標がないんですね。社長になりたいとか、金持ちになりたいとか、有名人になりたいとか、そういう漠然としたものはもちろん、こういう暮らしがしたいとかいうのもあまりない。というよりも、実現してきたように思っています。まあ、もう少しお金に苦労しないといいなとは思っていますが、それも借金があるわけでもないし、親も元気だし、持ち家も車も欲しいと思わない。
ブログで稼ごうとも思わなくなりましたし(最初の頃はできれば面白いとは思っていましたが、そういう感じでもないし)、何かを必死になってやるということがないので、なんとなく生きているわけです。
知らないことを知りたいとか、見たことがないものを見たいとかはありますが、それも何が何でもということでもない。
ただ、他人の役には立ちたい。
というよりも、ありがとうと言われたい。
そういうことなのかもしれません。承認欲求というか、認められたいというよりも、認められないわけがない、という自負だけは強いというか。
だから、その会社の社長さんの役に立ちたい、と思って就職活動していましたね。経歴は変わっていますが、多くのリーダーを見てきたし、会社の役員もやりましたから、どんな会社でも社長さんが困っていることであれば、何らかの役に立つはずだと信じていましたし。
でもなかなか上手くいかない。そんな中で今の会社の社長さんに声をかけていただいたわけです。
ところで、就職活動は大変ですよね。最近は、新卒だけじゃなくて、30過ぎて、40過ぎて、50過ぎての転職、再就職活動も多いかと思います。
そういう人にヒントになればと思って、このシリーズを書いています。
自分の事を分析して、嫌なところを見つめていく作業というのは、就職において重要ですね。何ができないのかは、何ができるのかと裏表。ストロングポイントとウィークポイントを見極めて、うまくストロングポイントを引き出せればいいんですが、つい、ウィークポイントばかり見つめて、ダメだ、となりがちです。
だいたい、就職活動って、落ちる数の方が多いわけです。最初の会社に就職する以外は、何社か落ちて、決まるわけですから。受けた会社から全て内定をもらって、選び放題なんて人はそうはいない。バブル期の学生じゃないんですから。
だから、自己分析もやりすぎて自己否定になってくる。どこがダメだったんだろう、ということばかり考えるわけです。私も、一昨年の秋は、人生で初めて履歴書送っても全然ダメで、面接にも行けないというのが続いたので、かなりナーバスになりました。でも、結局は、こんな自分を肯定してくれる場所に行きたいと考えて、他人の紹介で会社を受けることにします。自分よりも他人の方が、自分の社会的価値を知っていることが多いですからね。その一環で、人材コンサルタントを紹介してもらって、自分の価値を考えるきっかけをいただくことになるわけです。
持つべきものは友達です。前回の個人的活動でも書きましたが、知り合いは多いので、いろんな方と会って、アドバイスをいただき、励まされ、肯定してもらいました。あれがなければ、持たなかったかもしれません。
改めて書いていて、思い出します。その節は皆さんありがとうございました。
さて、5回にわたって、社長さんは何が聞きたいかについて、自分の例を書いてきたわけですが、参考になりましたでしょうか?
多分ならないんじゃないかと思いますが、質問そのものは、自分を見直す機会になると思いますので、やってみてください。
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