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下り坂をどう下るかの時代
東京オリンピックについては、いろんな意見があるけども、確実に言えるのではないかと思っているのは、日本経済の壮大なる延命措置だったのだなということ。
だから、さとなおさんが指摘するように、終わった途端に目隠しが外れ、そこに横たわる現実を本当に直視する事になる。ならざるを得ないという言葉が、これほど似合う時期もない。
ゆずというデュオが歌う「夏色」という曲がある。
下り坂をググったら、この曲の話がいっぱい出てきた。
この曲の中の下り坂は、どこの坂だとか。本当に長いのかとか。知るか。
「この長い長い下り坂を、君を自転車の後ろに乗せて、ブレーキいっぱい握りしめて、ゆっくりゆっくり下ってく」
だっけ? うろ覚え。
運転しているのが、日本政府で(あえて安部総理とは言わない)、後ろに乗っているのは、私たち日本国民だとしたら。
ブレーキは効くのか? この下り坂を、ゆっくりゆっくり下ってくれるのか?
いや。きっと、ブレーキ手放して、ヒャッホーイとか言いつつ、後ろに乗っている人の不安とか心配とか気にすることもなく、下ってくように思えて仕方ない。
その先の壁に向かうチキンレースには、ムン君とかトランプ君とかシュウ君とか、そんなお友達と一緒に参加しちゃうんだろう。
まあ、トランプ君とかシュウ君がヤーメタという時に、先陣を切っているムン君とともに自爆だけはなんとかやめていただきたい。
戯言はこのくらいにして、下り坂の中で、どう下るのかを考えるというのは、実は、日本経済の話というよりも、人生の後半に差し掛かった、私たち世代にとって、本当に重要なキーワードになると思う。
平田オリザさんの本にあるように、そろそろと下れるのか。
それとも転がるように落ちていくのか、その分水嶺に差し掛かっている世代が、平田オリザさんと同い年の私とか、さとなおさん(1年上かな)たちの世代なんだと思う。
人生100年時代とか急に言いだして、まだまだその手に握ったものを離す気がない団塊の世代の方々や、バブルなんて歴史的な過去だと思っている生まれた時から不況な日本しか知らない若い人たちの間で、現実を見つめて、過去に学んで、下り坂のリアルを体験する世代として何ができるか。
それが、これからの生き方なのかな、とふと思った。
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