日本の説明下手、韓国の主張上手
まあ、やまもといちろうさんのおっしゃる通りだと思います。
よくわかんない、というのが正直な感想ですが、「韓国」なのか、「韓国政府」なのか「韓国人」なのか、その辺も、難しい限り。
日本製品不買運動の話も、個別に聞くといろんな意見があるけど、空気感というか同調圧力が高いみたいだし。
韓国社会が、反日を是とする(というよりも親日を悪とする)雰囲気があるのは、教育の成果だという話もあるみたい。それだけに、若者の不買運動が強いのだとか。でも、それも一部の若者は教育の中にある嘘に気がついているらしい。
日本製品不買運動は、韓国ではよく起きる割に効果がない。そりゃ、日本製品便利ですもの。というか国内市場が小さいから輸出可能なものしか企業が持たないというのが実態だと思う。
例えば、河野外相が韓国マスコミの前でカメラメーカーの話をしたというのがフェイクニュースなのは、韓国だってカメラは日本製以外買いようがないという事実があるからなわけで。
不買運動だけでなく、日本に行くな運動もあるから、韓国人観光客が減って困る自治体もあって営業もするだろうし、それを批判する日本人もいるし、なんだかお互いどこに行くんだよということになってきた。
そんな中、防衛問題です。
これは、日韓の間だけの問題ではなく、アメリカとの共同戦線の貼り方に影響が出てくる話。
そりゃアメリカさんはお怒りでしょうね。
この記事がアメリカの意見だとすると、やはり日本の行為は、徴用工問題に対する経済報復だと見られているわけで、きちんと説明できてないのね、と思わざるを得ない。日本の情報戦略の下手さ加減は、目に余りますね。なんで一生懸命やらないのかなあ、国内での評価にならないからですかね。
それにしても、軍事情報共有協定が結ばれたのが、つい最近で、しかも一度延期されているなんて知りませんでした。
2012年6月29日に締結される予定であったが、韓国側の都合により締結予定時刻の1時間前になって延期された。
2016年に交渉が再開され、同年11月23日にソウルの韓国国防部で署名式が行われた。
2019年8月22日に韓国側が協定の破棄を決定した。
だったらいいんじゃないですかね?
それにしても、文政権のもと、大韓民国は、どこに向かうのでしょうか。
日本との間の揉め事は、ヨーロッパあたりからは内輪揉めくらいにしか見えてないようですが、アメリカの機嫌を損なうようなことになると、政権も持たないのではないかと思います。それでも半島統一を悲願として、北朝鮮の無理難題を丸呑みして、中国とロシアの庇護のもと、日本に逆らうつもりなのでしょうか。
それにしても、日本政府の対外政策が弱い。ドイツは分裂国家として韓国にシンパシーがあるようだけど、日本とドイツは理解し合えると思っていたのになあ。日本車が売れないのを小気味がいいと思っているらしい。
ドイツが助けると言っているのは、BASFなどの化学企業が強いからですね。これは千載一遇のチャンスと思っているでしょう。
ドイツでは、韓国の人たちが慰安婦問題を象徴する少女像を、ベルリンの壁の前においてみたり、ドイツ全国行脚したりしているのに、日本政府は見て見ぬ振りですかね。
このように、韓国が海外への情報操作が上手なのに対して、あまりにも日本政府の海外への発信が稚拙で少ないと思う。結局、多くの一般市民は、大きな声で語られる韓国側の主張にいつの間にか染まってしまうのに、日本政府は真実は一つ、みたいな感じで、いつかわかってもらえる日が来る、的な「不器用ですから」という高倉健のような態度でいるけど、それは国益を損ねるんだよね。
海外メディアも作りやすいネタをくれる韓国メディアから素材を買っていたり、取材を進めているようで、日本政府の主張を正しくまとめて伝えるメディアなんぞないわけです。彼らもそんなに暇じゃないし。
韓国の嘘はいつかバレる、というような問題ではなく、日本がなぜこうした行動に出ているのかをきちんと各国メディアに理解してもらわないと、国際世論で勝てないんですよ。慰安婦然り徴用工然り。
韓国が何がしたいかわからないけど、韓国は海外にも主張はしている。
日本は相変わらずよくわからないと、各国から思われている。
これはボディブローのように効いてくるので、なんとかならないものだろうかと歯噛みしております。