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死んだ木と森、終わりと始まり。

台風や嵐は災害を引き起こして、
僕たちの暮らしや農作物などに影響を与えます。

でも一方で、
森にとって必要な新陳代謝なのかもしれないと、
ノンノの森の上野さんに教えてもらいました。


「人間には災害に見える嵐も、森には必要な『新陳代謝』なのかもしれない。倒木だけを見れば『死んだ木』でも、やがて『倒木更新』の始まりになる。1本の木が一生を終えても、森は世代交代を重ねて行き続けていく。森にある持続可能な仕組みから、人間社会が学べることは多い。」


倒木更新とは、
一般的には死んだとされるけれど、
よく見ると、表面には小さなコケやキノコ、芽を出したばかりの樹の赤ちゃんや樹齢10年に満たない若木など、若く小さな生命が溢れている営みのこと。


1本の樹の終わりが、
次の樹の始まり。


森全体で見れば、
数千年単位で続く生命のサイクルです。

北海道の東、人口4400人の小さな町、
津別町にお招きいただきました。

町の総面積の約9割を森林が占め、
そこから生まれる澄んだ空気と清らかな水は、
豊かな自然と美味しい農産物をはぐくんでいます。

そんな森の中をあるいた上で
新刊「私を幸せにする質問」のお話し会をしました。

春の訪れを感じさせる森の中を、
スノーシューを履いてのんびりとお散歩。

「これは何の動物の足跡だろう?」

「この湧き水は、どこまでつながってる?」

「川はどのようにして固まるんだと思う?」

自然の恵みをもらいながら暮らしているはずなのに、
どうして興味や関心を抱かなかったのだろう?

と自分が不思議になるくらい
感動がつまっていました。

1000メートルの範囲を、
2時間かけて歩いたのも、
もしかしたら人生ではじめてかもしれません。

たのしかったなぁ。
はやくまたいきたい。



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