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台湾旅行記 宜蘭に行く前に両替しよう


1日目 2023/10/6(金)

関西空港→桃園空港

チャイナエアラインCI157便で台湾に向かう。ボーイング777、プレエコやビジネスは空席があったけど、エコノミーは恐らく満席。3時間弱のフライトだけど、急いで機内食が提供されて、急いで食べる。映画は離陸してすぐ観始めないと最後まで観られないので注意だ。
入国カードはオンラインで入力しておけるので、機内でカードをもらう必要はなかった。入国審査も、パスポートを出すとオンライン申請した内容が見られるようで、一切会話をせずに顔写真と指紋を撮っただけで簡単に終了した。

現在、台湾の観光局では外国人観光客向けに、抽選で5000元(2万円強)の電子マネーをプレゼントするキャンペーンを実施している。台湾到着の1週間〜24時間前までの登録が必要だけど、結構な確率で当たるようで、登録しておくことをお勧めする。
空港に抽選会場と当選したときの引換場所があり、ラッキーなことに私も当選した。悠遊カードを選んでいたけど、使い切るのが結構大変なくらい。電車、バス、大手のコンビニ・ドラッグストア・スーパー、台北101や台北駅のお土産屋さんなどでは使えたが、街中のご飯屋さんやマッサージではほぼ使えない。他の選択肢のiCashや一卡通も同じような感じなのではないだろうか。お土産をいっぱい買うに限る。

桃園空港→台北駅、台北転運駅(バス停)

MRTのAirport Lineで台北中心部の台北駅に向かう。紫色の急行と、青色の鈍行があるようだ。急行で40分ちょっとで台北駅に着いた。1日目は宜蘭泊なので、バスで宜蘭に向かうためバス停を探す。案内看板にしたがって進むと、ショッピングモールを通過し、バス停に到着した。
宜蘭行きのバスを探すも、行き先ではなく運行会社で窓口が分かれており、とてもわかりづらい。宜蘭行きではない会社のスタッフに話しかけたところ「うちではない」と言われてしまい撃沈。歩き回っていると、バスの出発時間と行き先、運行会社が表示されている電光掲示板を発見し、ようやく並ぶべき窓口がわかった。宜蘭行きはKamalan(葛瑪蘭)という会社が運行していた。座席指定なので、満席だと次の便に回されるようだ。悠遊カードで支払って、QRコードのついたチケットを受け取り、4Fの出発ロビーで待つ。

台北→宜蘭

17:50発のバスに乗って、宜蘭駅に19時ごろ到着予定だったが、台北市内がものすごく渋滞しており、1時間経ってもまだ台北市内にいた。後から気づいたけど、23/10/7〜10は台湾の国慶節だったから祝前日で混んでいたのかもしれない。20時ごろになってようやく宜蘭駅に到着した。バス停から宜蘭駅の向こう側に歩いていくとホテルがあるようだったが、駅を通り抜けられそうにない。駅員さんに話しかけてみると、通り抜け専用のチケットのようなものをくれたので、駅構内に入って反対側に出ることができた。

ホテル、両替の話

東門夜市の近くにホテルがあった。英語は通じないが、お互いにGoogle翻訳アプリを使って会話した。実は空港で円を両替し忘れており、宜蘭で両替できないか聞いてみたけれど、悲しい顔で「没有〜」と言われて爆笑した。翌日も土曜日だし銀行開いてないよ、大丈夫?と心配されたけど、結果的には少しのTWDとLine Payでなんとかなった。なお「宜蘭 両替」と検索してみると、宜蘭で日本円しか持ってなくて親切な警察官に助けられた日本人のニュースが出てくる。宜蘭に行く際は、絶対に空港で両替しておこう。

夕食

東門夜市で夕食を探した。ちょっと遅い時間に行ったこともあり、そんなに混んでいない。まず選んだのは鹽水雞という鶏肉サラダのような屋台。好きな大きさのカップを選び、野菜や鶏肉をカップに詰めると、お店の人が鶏の骨を剥がして各食材を食べやすく切り分け、スパイスの効いたドレッシングと和えてくれる。辛くしますか?と聞かれて辛くしないでと言ったけど、十分辛かった。次に麺料理の屋台で「沙茶羊猪肉冬粉」というメニューを注文。汁なしの甘辛豚肉ビーフンで、とても美味しい。どれも濃い味で白いご飯が欲しくなり、思わずセブンイレブンでパックご飯を買ってしまった。若い店員さんが熱くないように紙ナプキンを添えてチンしたご飯を渡してくれて、嬉しい驚きがあった。

2日目 2023/10/7(土)

朝ごはん

この日は昼からKavalanの蒸留所見学の予定だったので、のんびり起きて朝は近くのカフェで食べることにした。1階で注文し、2階で食べるスタイルのお店。2階に上がると恐らく店主のお子さんたちがPCで遊んでいて、時たま日本の曲も流れていた。おしゃれなカフェではあるが、台湾朝ごはんの定番らしい蛋餅もあったので食べてみる。タロ芋入りを選んだが、ねっとり甘くて美味しい。台湾では、コーヒーはデフォルトだと牛乳が入っているようだ。

市場

歩いていると市場エリアがあったので、入ってみることにした。中国語でどんどん話しかけられるが、ほとんど何もわからない。あるお店の方が「日本人?」と聞いてくれたのがわかったくらい。立ち去ろうとすると「妹妹〜」と呼びかけられたので振り向くと、お肉の試食をちょっとくれた。燻製味があって美味しい。市場内の道は狭いが、原付バイクが人の間を縫って走っていくので危ない。集中力が必要な市場だった。

Kavalan蒸留所

Kavalan蒸留所のツアーを13時から予約していたので、宜蘭大学付近からバスで向かう。バスの運行状況を確認できるサイトがあったので、見ながらバスを待つ。バスの系統は数字か色&数字で表されていた。バス停に書いてある時刻は、見た感じそのバス停ではなく始発駅の出発時刻のようだ。短距離バスなのに座席で充電できるようになっていて驚いた。

https://yunbus.tw/lite/en/search.php?city=YilanCounty

残念なことに、Kavalanの蒸留所ツアーは停電で中止になっていた(よくみると中止を知らせるメールが来ていた)。仕方がないので、建物の外側から見ることができる樽を焼く工程の工場などを見つつ、試飲コーナーへ。4種類のウイスキーが用意されていたので全て飲んでみる。試飲チケットの値段分の割引券が4枚もらえた。お土産コーナーで1本買うごとに割引券を1枚使えるようだ。お土産コーナーでは日本語や韓国語がよく聞こえてきて、外国人が多いように感じた。Kavalanだけでなく、金車グループの製品であるMr.Brownのコーヒーや、カップラーメンなども置いてあった。金車グループの紹介ムービーが入口付近のホールで放映されていて、超大企業であることはよくわかった。
2階にあるカフェで昼食をとるつもりでいたが、機械の故障でCash Onlyと言われてしまい、ちょっと高級だったし、現金が乏しかった私たちは食べずに宜蘭市街地に帰ることにした。

金車グループの製品らしい蘭

昼食

バスで市街地に帰り、15時ごろようやく昼食にありついた。魯肉飯にはキャベツやもやしがたっぷりで、甘辛いお肉によく合う。羊肉の麺料理を頼むと、薬膳的なスープに入った麺が出てきた。すごく体に良さそうな味で温まった。スープに木片のようなものが入っていて驚いたが、黄耆という漢方食材らしい。

夕食、Line Payの話

ホテルに帰ってしばらく休んだ後、この日も夜市で夕食を探した。正直あまりお腹は空いていなかったが、有名な葱餅を食べた。

夜市からは少し離れているが、フルーツを切って売ってくれるお店があったのでグァバを買って食べた。謎の味付けがされていて美味しい。
この夜ついにLine Payが使えるようになって、現金不足からほぼ解放された。体感、夜市の半分以上の屋台でLine Payが使えた。台湾でLine Payを使うためには、クレジットカードとの紐付けが必要になるので、出国前に紐づけておいた方が安心だ。

バー、コインランドリー

コインランドリーでもLine Payが使えるようだったので、2日分の洗濯物を洗った。待っている間、近くにバーがあるので行ってみようとしたが、開店時間になっても暗いままで、その日は休むことにしたのかな?と思っていた。しばらくしてもう一度通りかかると明るくなっていたので、入店してみた。なぜか店員ではない方だけが店内に居たためお互いに焦ったが、電話で店主を呼び出してくれて無事にお酒を飲むことができた。店主とはGoogle翻訳アプリで会話した。日本のアニメ(僕のヒーローアカデミア、ご注文はうさぎですか)が好きと言っていて、すげぇ!という日本語を使ってくれた。あいにく私はどちらのアニメも観たことがなかったが、日本人としてアニメは必修科目なのかもしれない。地元の方と交流することができて、とても良い思い出だ。

3日目 2023/10/8(日)

朝ごはん

ホテルをチェックアウトしたあと、宜蘭駅のコインロッカー(Line Pay使える)に荷物を預け、朝ごはんへ。この日の朝ごはんは台湾伝統スタイルのお店を選んだ。お店の名前が思い出せないが、焼き餃子や肉まんが並ぶショーケースから各自ビニール袋に取って会計するスタイルのお店だった。餃子に加えて、鹹豆漿と油條という台湾定番朝ごはんを食べてみた。スープは漬物のような具も入っていて、案外複雑な味で美味しい。
食べ終わったあと、電車で飲む用のミルクティを購入したが、拙い発音の「奶茶」が通じて、初めて「你好」「謝謝」以外の中国語が通じて嬉しかった。

台湾のテイクアウト、可愛い容器に入りがち

宜蘭→台北

台北から宜蘭に来た時はバスを使って渋滞に巻き込まれたのと、台鉄(臺鐡)にも乗っておきたい気持ちで、今度は電車移動することにした。前日の夜にWEBサイトからチケットを予約しようとしたが、クレジットカードの決済ができず、結局駅の券売機でチケットを買った。券売機ではクレジットカードが使える。自強号というのが特急に当たるもので、218元、1時間ちょっとで台北に着く。車内は日本の新幹線や特急のような感じだ。車内はガラガラだし、2名で席を取ったのに座席番号が1つ飛ばしで不思議に思っていたが、
1・3<通路>2・4
5・7<通路>6・8
という感じで並んでいた。文化が違う。

自強ってなんだろうと思って調べてみたが、台湾が国連を離脱した際のスローガン「莊敬自強 處變不驚」から来ているらしい。優先席が「博愛座」だったりと、国の方針を日常に織り込む姿勢が日本と違って面白い。

台北に着いたあとはホテルに荷物を預け、故宮博物院に向かった。

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