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漫才論| ¹⁸M-1は本当に新しい"システム"を求めている❓

M-1ではよく「新しさが評価される」と言われています。この場合の「新しさ」というのはおもに,漫才の「新しいシステム」のことを指していると思います。その影響を受けて,漫才の「新しいシステム」を考え出そうとするコンビが増えました

しかし,「システム」と呼ばれる漫才をやっているコンビの多くは,最初から「システムを作ろう」と思っていたわけではありません。自分たちに合ったスタイルをいろいろと模索していく中で,結果的に「システム」と呼ばれるような漫才に辿り着いたというケースのほうが多いと思います

この事実を無視し,「M-1は新しいシステムを求めている」という風潮に流され,ひたすら「新しいシステム」を作ろうとするとどうなるのでしょうか?

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あらゆるオチを誰よりも先に小噺化するプロジェクト『令和醒睡笑』過去の創作小噺を何回も何回も回すと"古典小噺"になる・・・はず・・・【小噺はフリー台本】