プログレッシブ・ロックのアルバム『恐怖の頭脳改革』について
エマーソン・レイク&パーマー手がけるアルバム『恐怖の頭脳改革』は私が最も強いアルバムであろうと思っている。
とりあえずメンバー紹介をすると。
リードギター、グレグ・レイク。
オルガン、ピアノ、キース・エマーソン。
ドラムス、カール・パーマー。
作詞、ピート・シンフィールド。
となっている。
既成のロックの概念を軽々と越えるようなサウンドにこのアルバムはなっている。彼らの音楽は古典から現代音楽までカバーされ、クラシックやジャズ、ロックのジャンルを超越している。
60年代からはじまった「ニュー・ロック・レボリューション」というムーブメントは、ビートルズやクリーム、レッド・ツェッペリンらに代表されるような天才アーティストたちによって頂点をむかえながら、エマーソン・レイク&パーマーが新たにピークをかっさらったことは疑えない真実となっている。
リーダー的存在のキース・エマーソンが超人的なプレイをおこなうのは、8歳のときからクラシック・ピアノを学び、14歳でロンドンのミュージック・アカデミーに通ってレッスンを学ぶが、ジャズにも魅かれ、ジャズ・トリオとしてプレイしたことがある。
豊かなアイディアでサウンドをリードしていく男こそグレグ・レイクである。このアルバム製作時は25歳。彼は、同じくブログレッシブ・バンドであるバンド、キング・クリムゾンのアルバム『クリムゾン・キングの宮殿』を創造したブレーンのひとりでもあった。彼のずば抜けたフィーリングと重い力量感のあるヴォーカルはロック界でも貴重な存在であった。グレグはキース・エマーソンとの共作である他のクラシック曲にも大変興味をもっている。
カール・パーマーはまだ23歳にもかかわらず、大変努力家であり、10年以上前から血の出るような練習を続けてきた。それは世界一のドラマーになりたいという美しい顔立ちに似合わないとてつもない根性をもって……。バーミンガム音楽院で学んだ古典の素養が、豊かな音楽性と繊細をかねそなえたビートを刻みだす。
曲の内容を細かく見てみると
①『エルサレム』
②『トッカータ』
③『スティル・・・ユー・ターン・オーン』
④『用心棒ベニー』
⑤『悪の教典#9
第一印象パート1』
⑥第一印象パート2
⑦第二印象
⑧第三印象
となっている。
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