薬害根絶デー 2023
毎年8月24日は薬害根絶デー。今年も実行委員として、集会・リレートークの開催に関わりました。
詳しい情報は、薬害根絶デー紹介
第24回 薬害根絶デー
2023年 8月24日(木)
・文部科学省交渉 [午前] (参加は薬被連関係者のみ)
●薬害根絶の誓い 13:00~13:20 厚労省前
・厚生労働省交渉 [午後] (参加は薬被連関係者のみ)
●集会 14:30~16:30 弁護士会館講堂クレオ + オンライン(ハイブリッド)
1. 開会あいさつ 樋口智子(実行委員会)
2. 薬被連の今年の要望書について[ビデオレター] 花井十伍(薬被連代表)
3. コロナワクチン被害者の訴え 須田睦子
4. 学生企画「新型コロナワクチン被害者の声を聴いて」 (学生実行委員)
5. 「HPV薬害訴訟の概要と今後の展望」 関口正人(弁護士)
HPV被害者からのうったえ 梅本美有(HPVワクチン薬害九州訴訟原告)
HPV支援ネットからの報告 隈本邦彦(東京支援ネットワーク代表)
6. 国会議員からの発言
7. 行動提起
●リレートーク 17:00~17:30 厚労省前
東京民医連 薬剤師委員会 チラシ
今年も、東京民医連の薬局で配布するチラシを作成しました。
ダウンロードは、https://sites.google.com/view/ykd824-intro/2023#h.60wvx2liazi8
東葛の健康 8月号「いのちと人権の現場から 薬害防止の行動を続ける」
8月24日は、薬害エイズ事件の反省をふまえ、厚生省(当時)が再発防止を決意する「誓いの碑」を庁舎正面に建立した日。建立の翌年からこの日を「薬害根絶デー」とし、全国薬害被害者団体連絡協議会は、薬害防止の交渉を続けています。
24回目となる今年も、薬害被害者と市民・医療従事者が一緒になり行動します。東京民医連の薬剤師は8月に、薬局の窓口でミニチラシを配布し、患者さんへ薬害防止の宣伝をおこなってきました。
薬害エイズとは、ウイルスにより汚染された血液製剤により、血友病患者約1800人がHIVに感染した事件です。安全な加熱製剤が実用化された後も、85年まで危険な製剤の使用が続いたため、被害を拡大しました。
その後、薬事制度の改革が進みましたが、その運用には今でも不備が残っています。
疾病予防に貢献するワクチンは、一方で深刻な副反応被害を生みました。被害を受けた人のために、予防接種法に基づく救済制度があります。しかし、新型コロナウイルスワクチンについて、健康被害の救済審査に1年以上の時間がかかるなど、重大な遅れが起きています。
子宮頸がん予防として接種されたHPVワクチンは、1万人あたり5~7人の重篤な副反応を発生させています。被害者は今も苦しんでおり、原因解明・治療法の確立を求めています。
起きた被害をきちんと調査し、安全策をとっていくことが求められています
医薬品による副作用で入院したり、障害が残った場合、「医薬品副作用被害救済制度」で医療費の補償があります。この制度は、薬害スモン被害者の闘いが勝ち取ったものです。
副作用など、薬について心配なことは、お近くの薬剤師に相談ください。