i-Key Check〜合気上げの原理で自分の心を相対的に確認する手法〜
i-Key Checkは自分の心の状態(対象となることに対し、本当にポジティブな印象を持っているか)を、パートナーのダイナミックな身体反応で確認する手法で、この手法はi-Keyの最も重要な要素になります。
具体的なやり方は以下の通りです。
①パートナーと2人1組になり、2人ともi-Key Body Workで意識をi-Key Checkに適した波長に調整したら、被験者はテストしたいことをしている自分を、出来るだけ鮮明にイメージします。
このとき「明るさ、爽快感、あたたかさ、心地よさ」のようなポジティブなイメージが出来ると、i-Key Checkでパートナーに強い反応が出ます。
②イメージ出来たらパートナーと向かい合って、拳一つ程度間を空けて椅子に座ります。
パートナーは何も考えず両手を前に伸ばし、被験者はイメージをキープしたまま、パートナーの両肘を下から掴みます。このとき掴むのはパートナーの肘の二の腕側です。そしてそのままパートナーの両肘を、軽く自分の頭上に引き上げます。
③被験者が本当にイメージしたことにポジティブな印象を持っている場合、パートナーの大腿部が強く反応して、パートナーを軽く持ち上げることが出来ます。(パートナーが立ち上がる)
逆にポジティブな印象を持たない場合、パートナーの大腿部は反応せず、パートナーは重くて持ち上がりません。(パートナーは座ったまま)
④またテストしたいことについて、イメージに条件付けをしてテストすることも可能です。例えば、「1年以内に実現する」や「大阪で実現する」、「〇〇さんと実現する」といった条件をイメージに加えてからパートナーの両肘を上げて、その重さの変化をチェックします。
実現期間などは徐々に短くしていくと、自分が本当にいつぐらいに実現可能と思っているかを確かめることが出来ます。
注意点は以下の3点です。
①2人ともi-Key Body Workを順番通りに行ってから、i-Key Checkを行う。
②被験者がパートナーにテストしたいことを話さなければ、相対的にブラインドテストになるが、結果をシェアする必要がある場合は、先にパートナーに大腿部の反応の強さを段階的に評価してもらったうえで、被験者がテストしたことをシェアする。
③何をやってもパートナーが重くて上がらない場合は、2人ともi-Key Body Workを再度行ってから再開する。それでもダメな場合は、パートナーを交代してみる。
以上でi-Keyに関する手法の解説は一通り終了です。
i-Keyの原点は、合気上げという合気武術の技法です。合気上げの再現性とその限界についての研究が、i-Keyという意識と身体の関係性を使った手法の手がかりになりました。次回はi-Keyと合気の原理について解説したいと思います。
i-Key Body Workについて
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