自己移動感を強く感じられるVRランニングシステムを作成しよう ~vol.2撮影編~
※前回の記事はこちら
1.システムを開発するための準備
自己移動感を強く感じるためのシステム開発、という事ですが兎にも角にもまずはVRの映像がないと始まりません。
以前作成したVRランニングシステムは3DCGでランニングコースを制作しましたが、今回制作するシステムには自己移動感を出すための様々な工夫(工夫の内容については今後も増えていきそうなのでその都度説明します)が必要となります。この工夫を取り入れる際、CGを使うとさらに制作に時間がかかりそうな場面がいくつか想定されました。
そこで今回はCGは使わず、まずはプロトタイプとして現実の写真や動画を使って作成することにしました。
2.いざ、撮影へ!
ということで、ランニングコースがある公園で撮影することにしました。
使用したカメラは三つです。
まず一つ目はソニーのHDR-AS100Vです。こちらはスポーツ(サイクリングなど)に適した小型カメラです。
二個目はRICOHのTHETA Sです。このカメラは360度撮影ができるカメラです。いろんな角度からの映像を一回で撮ることができるカメラなのでVRに向いている気がしますが果たして・・・?
三つ目はDJIのOSMO POCKETです。このカメラは軽量で超小型ですが手ブレ補正が優秀とのこと。
この3つのカメラを持っていざ出発!したのですが・・・。
雨は降っていませんが当日は青空一つ見えないくらい雲に覆われてました。これは雨が降り出す前に撮影せねば・・・。ということで早速撮影しました。
今回は歩いた場合と走った場合で分けて撮影しています。通行人が映り込まないよう動画によって再生時間がバラバラですのでご了承ください。
まずはHDR-AS100Vの歩きから。
多少のブレはありますが、VRの映像では使うことができるなという感じです。むしろ歩くときの揺れが移っている分、VRで見たときにリアルかも・・・?
次は走りバージョンです。
ブレッブレです。さすがにこれをそのままVRで使ったら酔うかも・・・。
次はTHETA Sですが、どう移しても私の顔が映り込んだため、動画は公開していません。まぁVRで自分自身が見えることはないので結局動画は使えないですね・・・。取り方を工夫する必要がありそう。
次はOSMO POCKETです。まずは歩きバージョンから。
普通に歩いて撮影したのですがまるでロボットで撮ったようにブレがなく、進み方も遅く感じます。このまま使用すると逆に違和感が生まれるかもしれません。ただ、無駄な動きがない分、自己移動感を出す編集を行うための動画のベースとしては良さそう。
※どうやらスローモードになってたっぽいです・・・
次は走りバージョン
イイ・・・!ぱっと見では一番走っている時の視点に近い気がします。大きなブレもなくとても見やすいです。今のところこれが使用する動画の第一候補ですね。
ちなみにこの日は結局雨は降りませんでした。せっかく急いだのに・・・。
本日のまとめ
今回は撮影した動画に関しての記事でした。この映像をUnityで見れるようにするところまで実装したのですが、思ったより長くなったので今回はここまでにしておきます。来週も金曜日に投稿できればと思います。ではでは!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?