自己移動感を強く感じられるVRランニングシステムを作成しよう ~vol.1導入編~
1.はじめに
大学での研究の記録を残すためにブログを書くことを教授から提案していただいたので今日から書き始めることにしました。
初ブログなので書き方もイマイチわからないけどとりあえず手探りで書いていこうと思います。
2.昨年制作した「VRランニングシステム」
去年、私は卒業研究でランニングマシンとVRを掛け合わせた「VRランニングシステム」を開発しました。
簡単にいえば「VRの映像を見ながらランニングマシンを使えば周りの風景が変わるから室内でも屋外のランニングに近い感覚が味わえるんじゃない?」って感じのコンセプトで作ったシステムです。言葉で書いても伝わりづらいのでプレイ映像を添付しておきます。(※キャプチャが上手くいっていないのでカクついています)
システム構成などの詳細に関しては後日書こうかなと思います。
3.ベクションとの出会いと研究方針
このシステムを作ってみて使用してみたところ、大きな問題点がありました。その問題点とは、ヘッドマウントディスプレイを使用する手間とこのシステムを使いたいと思わせるような面白さが釣り合っていないのです。
実際作った私も「このシステム使うためにヘッドマウントディスプレイ被って毎回走りたいか?」と聞かれると「う~ん・・・。」って感じでした。
何がそう思わせる原因なのか考えたところ、実際の走行とのギャップがまだまだ大きいことに気がつきました。
その原因を解決する方法を模索したところ、「ベクション」と呼ばれる視覚によって、自分は静止しているにもかかわらず、移動しているかのように感じる錯覚についての研究や書籍を発見しました。まさにこの課題解決にうってつけの現象です。
そこで、このベクションを利用してまるで自分がその場にいながら動いているように感じる感覚、「自己移動感」を強く感じられるシステムを開発しようと考えました。果たしてうまくいくのでしょうか・・・!?
今後も一週間ごとに進捗状況を投稿していこうと思うのでよろしくお願いいたします。
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