MANABIのオンライン
新型コロナウイルスの影響で対面の付き合いが制限される状況が続いています。僕にとっても例外ではなく、企画したイベントをキャンセルしたり、3年ほど続けている月一セミナーのMANABIYAもどうしようと考えています。
生活を掛けてやっている活動ではないので、やめることや休止することは可能なのですが、そこで歩みを止めてしまうのも嫌なのでどうにかできないかと考えています。
いま、世の中ではいろんなオンラインツールを使ってオンライン学習が盛んてす。オフラインでやっていた先生もオンライン授業の設計を考えているようです。
http://www.nakahara-lab.net/blog/archive/11444
ただ、オフラインとオンラインではコミュニケーションの形が全然違うので、オフラインの場をそのめまオンラインに持ってきても通用しないのは明白です。
多分強いのはしゃべりが得意な人やプレゼン上手な人
落語家さんなんかは通じると思うのですが、あれは娯楽でありラフな場とこれまでいろんな人が試してきた経験知があるから成り立っているものだと思います。
時々、ZOOMでお話する機会が増えてきていますが、めちゃ楽しいです。すごく気楽に相手と話できる。でも、そこは気楽な場であり、少数で何でも話せる双方向の関係性があるから成り立っている場だと思います。
オンラインの強みは適度な距離感で相手の場に入っていける。見せたくないところは見せなくていいし、抜けたいときにいつでも抜けるラフさがあります。でも、それは与えられたタスクをこなすのではなく、限りなくその場で発生する創造的な会話だと思います。実際、話している中で、違う話題になってもパソコンの中にデータがあれば画面を共有して話題提供できるし、そこからまた会話が広がります。
ある程度の人数で与えられたタスクをこなすオフラインの授業のは基本的に一方通行です。でも、オフラインで面白い学びは受講者の空気を読み、話題を変えたり、アクションをとってみたり。一方通行といいながら、微妙な空気を感じながら双方向の関係性が築かれています。
落語家や林先生など圧倒的なスキルを持つ人はオンライン環境でも強いですが、MANABIYAで話す人たちは普段僕たちと同じように生活しているちょっと面白い人なので、オンラインで一時間の話題提供は荷が重すぎます。僕自身もそこを捌ける能力は持っていません。
少人数
ラフな場
入退出が自由
相手との空気感がよみづらい
世の中、オンライン授業がいろんなところで沸き起こっていますが、オンラインの関係性に気をつけて学びを発信することはオフラインと違う設計が本当に必要なんだと思います。
MANABIYAに関しては、どうするか未だ回答が見えない状態ですが、オンラインのメリットを生かしたMANABIYAオンラインができればいいなーと思い日々考えています。