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まちづくりの極意
今日は僕の尊敬する先輩たちと飲みました。
20代後半、仕事でたくさんお世話になった方々。あの時、
「おっ、ええ案を考えるなー」
「おっしゃ、いけいけ」
って僕を上手に褒めてくれながら仕事をさせてくれました。
まちづくりの仕事は地域の同意がないと進みません。あの時、同意が難しいところがありました。その時、先輩は
「よっしゃ、これまででここは置いとこか」
と言ってまさかのまちづくりを放置しました。僕はええんかなーと思いつつ、その人がいうならいいかと思いそのままにしておきました。
そして、20年近くたった今、その問題は昨年片付きました。地域の人たちが自主的に解決策を見つけてきたんです。
きょう、酒を飲みながら先輩が言いました。
「まちづくりはその時にすべて片づくわけじゃない。時が解決してくれることもある。だからその時のために、いま出来ることだけしといて、あとを託せばいいんや」
すごく深い言葉やなーと思います。いま世の中はすぐに結果を求めます。でも、いま結果を出さなくてもいい。結果を先送りする。将来を見越して用意だけしておく。そんな視点がすごく大事やなーと思いました。
急がなくてもいい
解決すべき時に解決する
そのために今は全力でやる
出来ないことは置いておく
これはある程度年齢を重ねないと行き着く事が出来ない境地だと思います。そんなまちづくりの極意に触れたような、先人との飲み会でした。