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映画「Ryuichi Sakamoto | Opus」を観てきました

この日は、雨が降り出しそうなクモリ空でした。

東京の新宿歌舞伎町には、2023年4月開業の高層複合ビル「東急歌舞伎町タワー」がそびえ立ち、その9階〜10階は「109シネマズプレミアム新宿」という映画館になっています。

普通の映画館とはちょっと違います。
「プレミアム」です。
私は日経の記事で知りました。

この映画館で何か見てみようと、上映中の作品を調べたところ坂本龍一(1952-2023)の映画「Ryuichi Sakamoto | Opus」が、2024年4月26日の先行公開から(なんと3ヶ月以上)ロングラン上映されているらしく、そういえば見逃していたので、この機会に見ることにしました。

まず、タワーに着き9階まで上り、映画のチケットとして「CLASS S」6500円 と「CLASS A」4500円 から、「A」を選択して購入します。

次に、シアタールームがある10階へ上ると、そこはラウンジとなっていて、カウンターの奥にいるスタッフから声をかけられます。

「いらっしゃいませ、ウェルカムドリンクをどうぞ」「無料ってことですか?」「はい」みたいな会話をして、コーヒーをいただきながら、上映時間までソファーでくつろぎました。

ラウンジから見える景色

上映時間となりシアタールームへ入り、いつもよりゆったりとした座席に腰かけ、上映前の宣伝映像も少なめと、高級感あふれる中で、

なぜか、映画の本編が始まる前に、坂本龍一の映像が流れます。

「この映画館のサウンドは、私(坂本龍一)が監修した日本一クモリのない最高の音響設備です。どうぞ、映画を最後までお楽しみください。」

私は、がてんがいきました。

この「109シネマズプレミアム新宿」という映画館は、坂本龍一監修によるプレミアムなサウンドを体験できるところで、

だから、坂本龍一の映画「Opus」が3ヶ月以上ロングラン上映されているわけですね。

映画「Opus」は、NHK509スタジオで収録された坂本龍一のピアノ・ソロ演奏で、全編モノクロ、セリフなし、途中で一度だけ演奏をしくじるちょっとしたハプニングがあるくらい。

あとは、光と影とピアノの演奏が静かにゆっくりとうつろいます。

こんな感じです。
20秒再生(全部聴くと約1分40秒)。

いい映画館で、いい演奏を聴きました。

問題は、

私の目に涙があふれて、
クモリどころか大粒の雨になったこと。



読んでいただき、ありがとうございます。

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