「東京・春・音楽祭」ルドルフ・ブッフビンダーが弾くベートーヴェンの「月光」を聴いてきました
2024年3月15日(金)から4月21日(日)まで、東京の上野では「東京・春・音楽祭」が開催され、連日、上野の東京文化会館、藝大、博物館、美術館、および、街角において、趣向を凝らした様々な音楽イベントが行われています。
その初日、東京文化会館小ホールで、ルドルフ・ブッフビンダーのピアノ・リサイタルを聴いてきました。
ブッフビンダーは1946年生まれの77歳、オーストリアのピアニスト、「東京・春・音楽祭」でベートーヴェンのピアノソナタ全32曲を演奏します。
この32曲をピアノの「新約聖書」といい、バッハの平均律クラヴィーア曲集(24曲)をピアノの「旧約聖書」という人がいるくらいピアニストにとっては重要な曲、(車田和寿さんの動画を見て知りました)
重要というだけではなく、難曲、大曲なので、例えば、2002年にチャイコフスキー国際コンクールで第1位のピアニスト上原彩子さんでさえ「ベートーヴェン、ピアノソナタ全32曲演奏」は、今後8年かけて制覇しようと挑戦が始まったばかりというくらい難関、(日経新聞の記事より)
そんな難しいことを、ブッフビンダーは2014年のザルツブルク音楽祭中に全32曲演奏したそうで、その演奏動画はYoutubeにも公開されています。
そして、今回は8日間、7回のリサイタルで全32曲を演奏します。
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さて、ピアノ・リサイタル初日は、
ザルツブルク音楽祭で収録されたYoutube動画があるので、それを参照しながら、今回のプログラムをお伝えします。
1曲目がピアノソナタ第1番で、このように始まりました(10秒再生します、1曲全体を聴くと約18分)
2曲目はピアノソナタ第10番(15秒、音量に注意、1曲聴くと約17分)
前半ラストはピアノソナタ第13番(20秒、1曲聴くと約15分)
休憩をはさんで、ピアノソナタ第4番(15秒、1曲聴くと約28分)
そして、最後はピアノソナタ第14番《月光》(ラスト25秒、1曲聴くと約17分)
以上のとおり、ピアニストの「新約聖書」演奏を堪能しました。
この記事を投稿した後ブッフビンダーのピアノ・リサイタル生配信があり、アーカイブされているようなので、興味のある方は、どうぞステージプラスのサイトでご覧ください。
読んでいただき、ありがとうございます。