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2023年スロヴェニア紀行19~世界遺産の鍾乳洞へ~
旅も終盤。この日はクラス(カルスト)地方にある”シュコツィアン洞窟群”へと足を伸ばした。
アクセスに要注意
リュブリャナからのバスは2時間に1本くらい。手前にあるポストイナまでは本数が多いのだが、さらに奥にあるシュコツィアン洞窟群へ行くためのバスは本数がガクンと減るようだ。
*ポストイナにも素晴らしい鍾乳洞があり、ここは大変な人気スポットでローラーコースターのような乗り物に乗って途中まで進み、その奥の鍾乳洞を散策できるエンターテイメント性の高い鍾乳洞だ。
降りるバス停はDivača(デイヴァチャ)。鉄道駅前でもある。ここからシャトルもしくはタクシーで行くように聞いていたのだが、降りてみてびっくり。「シャトルはありません。ここから現地までは歩いて訪ねてください。」という張り紙が…。
到着したのは13:30。僕のツアー開始は14時から。Googleによれば距離は3.3kmで歩くと45分かかる。こんな時、自分がランナーでよかった。気を取り直してjogで移動開始。
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半分ほど進むと舗装路から林道に。しばらく行くとルートは完全にトレイルになった。Google mapを見ながら進んだが道なりとはいえちょっと不安になる。
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mapによれば目的地まで数百mというところまで来たら突然視界がひらけた。
どうやら目的の公園の一角にたどり着いたようだ。あと5分でツアー開始時間だけど、思わず景色に目を奪わ立ち止まってしまう。
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鍾乳洞へ
無事に集合時間に間に合いinfomationcenter付近で待っていると、次第に人が集まってきた。14時ちょうどに声をかけるでもなくガイドと思しき人が先頭で出発。数百m離れた洞窟の入り口まで黙々と歩いた。入り口に着くとおもむろに説明が始まる。「今回は3グループに分かれて行動する。最初にドイツ語、次が団体、そして最後が英語のグループ」「洞窟内は撮影禁止」「鍾乳洞内では手を触れないこと」「足元がとても滑りやすいので注意すること」など話し終えると最初のグループが出発。洞窟内では時折止まって説明をして進むのを繰り返す。各グループが距離とって進むため、僕らは2グループが入ってしばらく待ってから出発した。
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洞窟内は設置された薄明かり以外は真っ暗。けれども、それがまたこの洞窟のスケールの大きさを強く感じさせた。圧倒的スケールは映画の中はたまたファンタジーの世界に迷い込んだ気分になる。ちなみに僕は高いところが苦手だ。途中吊り橋を渡るのだけど、前日の見晴らしの塔同様に生きた心地がしなかった。
入り口に洞窟内の気温は12度と書いてあった。事前に寒いことは承知していたので防寒着はしっかり用意していたので、全く問題なし。現地の人は寒さに流石に強いのか半袖に袖捲りをしている人も。これには驚いた。
洞窟の中を歩いたのは2kmほど。上り下りを繰り返して出口にたどり着いたのは15時40分頃。所要時間を把握していなかったので、もし行く人がいたらツアーは2時間かかるものと思っておいてください。洞窟を出たら撮影可能に。そして、日差しが眩しい。ここからのルートは3択。エレベーターで戻る最短距離。短いコースと長めのコースの2種類のハイキングコースがあり僕は短い方を選択。長い方へ行くと絶景と共に吊り橋を渡れるそうだが、僕はそれはおなかいっぱいだったので…。僕のように高いところが苦手でない人はぜひ一番長いコースをお勧めします。短いコースは30分かかると言われましたが、僕が歩いたら10分でした。*僕目安です。
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帰りのこと
駅までの道のり。辺りを見回してもやはりタクシーやバスは待っていない。そこでinfomationで訪ねてみた。すると「ごめんね、タクシーを呼ぶかもしくはきた道を歩いて戻るしかないんだ。あ、けどあと5分で僕の仕事は終わるから、よかったら駅まで乗せていくよ。」と天の助け。ありがたくお言葉に甘え、駅まで乗せてもらった。
駅に着いて時間を調べると1時間くらいバスも電車も来ない。僕は乗り物酔いしやすいのでバスよりも電車が好きだ。少し長く時間はかかるけど電車で帰ることに。それまでは近くにあるカフェに入って一息。駅前もしくは少し行くと1軒くらいはこうしたお店があるのはとても助かる。流れに逆らわず旅するのにも2週間で随分と慣れたようだ。
電車に揺られ2時間ほどして無事にリュブリャナへ。いよいよ旅も終わりがすぐそこだ。
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今回の渡航について
今回の滞在では観光要素を含め5日間のApitourをアレンジしてもらっている他、輸入元の養蜂家を訪ねたり、Medexという蜂蜜最大手を訪ねたりと色々な縁で旅をしています。そうした辺りも触れることで「"養蜂伝統国スロヴェニア"について、様々な側面から掘り下げて行きたい!!」そんな思いで連日更新しています。養蜂関連を中心に引き続き滞在の様子を発信しますのでお楽しみに!
スロヴェニア産はちみつはオンラインストアにて購入いただけます。旅の記録を通じてスロヴェニアとスロヴェニアのはちみつにも興味を持っていただけたら嬉しいです。
旅の目的とスロヴェニア愛について
マウンテンランナー改め、今回ははちみつ屋さんメインで渡航しています。詳しくは下記noteをぜひお読みください!あと僕のスロヴェニア愛についても!
【お知らせ色々】
・9/24(日) 第8回NAGANO Jr TRAILRUN
兼 U-15ジュニアトレイルランチャンピオンシップ in 富士見高原(受付中)
・10/15(日)第15回TOKYO Jr TRAILRUN
兼 U-12ジュニアトレイルランチャンピオンシップ(受付中)
・11/5(日) 逗子トレイル駅伝2023(受付中)
「RUNNING ZUSHI」
逗子市内池子の森自然公園内400mトラックを拠点にしたランニングチームです。
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【スロヴェニアに対する旅の記録】
◎スロヴェニア紀行(旅の記録色々)
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