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マウンテンランニングマスターズ世界選手権挑戦期④ ~テクニカルミーティングの大切さ~

世界選手権など大きなレースの際には通常、事前に「テクニカルミーティング」が行われる。

事前の決定事項と変更がある場合はここで情報発信がされるので、大切な会議だ。ただし、義務ではないので出席しなくても構わない(その代わり変更点などあっても知らずにレースに出ることになるのでプラスにはならない)が、レースを少しでも良い状態で迎えようと思ったら出席しておくに越したことはないし、当日の競技に関する質問と交渉(これが大事)はここでのみ行われる。

過去の大会の事例ではあるが、エイドステーションの配置のバランスが悪く(序盤と終盤に偏っていた)、各チームのコーチから意見が出され急遽エイドステーションの配置場所が変更になったこともある。

また、今回の大会では整列順序の指定はないが、出場国が多い場合、アルファベット順に横1列に並び各チーム少なくとも1名は先頭に並べるようにするだとか、選手が少しでも良い条件で競技できるようにするためのコーチの主張が行われ、運営サイドはレースの公平性を維持しつつも各チームのリクエストに可能なものは答えていくことになるまさに説明会ではなくミーティングなのだ。

なので、白熱することもしばしばあるし、今回は2レース行われたので2回テクニカルミーティングが開催されたが、よりマウンテンランニングらしさのあるUphillレースのミーティングはなかなかに盛り上がった。皆、少しでも良い条件で競技したいので、コースの特徴その他なるべくたくさんの情報を取りたがったし、応援をしたいサポートサイドはコースやフィニッシュへのアプローチ方法などを度々質問していた。

コースマーキングについての説明

基本的な流れとしては、運営サイドから要項に沿ってひと通り説明があってのち、質問タイムを時折挟んでなのだが、みんな自分の聞きたいことがあるから、出席しているメンバーばかりなので、一度質問が始まるとなかなか止まらない。「それ聞くの?」「じゃー、僕もそれに近い質問したかったので聞いちゃおう。」という感じでどんどん脱線していく。なので、Uphillのテクニカルミーティングは随分と時間がかかったが、ディレクターが大変穏やかで丁寧な受け答えをする方だったので、場も荒れることなく、最終的には平和に終えることができた。

一転、Long DistanceのテクニカルミーティングはUphillに比べ出席者も少なく、質問は主にエイドステーションのことと、持ち物のことに集中した。

Long Dsitanceでのエイドステーションではエイドが5箇所、そのうち第3エイドでは事前登録をすることでサポートが可能であった。これはマウンテンランニングの競技特性からするととても珍しいことだ。それもあり、どのようなサポートが可能なのか?どこでどのように行うのか?などについて細かく質問が出ていた。持ち物については、「携帯用カップもしくはボトルやフラスクなどそれに類するもの」の携帯義務があったのでその形状や容量についてとザックなどの装着、ジェルなどの持参可否といった質問が多く出た(マウンテンランニングは基本手ぶら、オフィシャルエイドのみ)。

レースを走る前にはこのような会議が行われる。今回はチームを代表して僕が出席し、レースの日の流れやミーティング内容を共有して、当日のスケジュールの確認やレースへのイメージを膨らませて行った。

大きなレースになると、ただ走るだけでなくこうしたことも行われている。旅の様子もだけど、色々な側面に興味を持っていただけたら嬉しいです。



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宮地藤雄(みやちふじお)
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