コロナユーモア名言録 医療編
医療
「往復4時間羊羹2本」B
「余命5ヶ月」といったことを何度もドクターから宣言されるも、それを超えてサバイブし、がんと闘い続ける母。感染防止でそれでも面会は一切禁止である。娘のA子さんは車で2時間かかる病院まで毎日通い、看護師に羊羹などお見舞い品だけを渡してまた2時間かけて帰ると言う日々を送っていた。
「コロナ看取り」B
コロナが悪かったことばかりではなく、物流の停止などで勤める会社が休業になった子供が病院に通い詰めることができ、親の『看取り』ができた人もいた。Dさんは
「コロナのおかげだった」
と感謝している。
「リモート付き添い」C
3月に初孫が授かるA子さん。
「娘の時はお母さんと旦那が付き添いで腰をさすってくれたり飲み物を飲ませてくれたり、手を握っていきませてくれたり、絆が強まったものだったのに・ ・ ・今のお母さんはかわいそう」
と、携帯をつなげての音声だけでの『リモート付き添い』とはどんなものになるのかしら」と今から不安である。
「ストップウォッチ対面」A
やっとこの世に出てきた我が子を父親が初めて胸に抱く対面。古今東西の変わらぬ感激のシーンだが、コロナで規制。看護師がストップウォッチを持って
「ハイ、10分経ったから終わりです」
父子を引き離す事態になっていた。病院によってはその時間が15分、0分のところもあった。
「他人の子みたい」B
対面だけでなく、翌日以降の父親との接触も制限。最近子供の生まれたDさんは、会社帰りに病院に寄って、またもストップウォッチの計測の元、
「ハイ15分までです」
と触れ合いを終えらされ帰宅、1人で生活している。Dさんは、
「自分の子の実感がない。他人の子みたいだ」
と本音を語っていた。
「成長の本質」B
0歳児から始まり子供と言うものは周囲の特に親の表情を常に読み取り、それに反応したり、それを真似してまたその反応を見たり、その繰り返しで成長していくと言われる。それが「育児もマスク」でそのプロセスがないまま育つ。Dさんは
「この子たちどんな大人に育つんだろう?」
と疑問にも不安にも思っている。
「どんどんいろんなウィルスにかからせなさい」B
ある医学部の教授は
「世の中ではマスクとアルコール消毒と手洗いはとても良い習慣だとされてきていますね。でもこれでコロナ以外のいろいろなウィルスの感染も止めてしまっています。子供は実は子供時代にいろいろなウィルスの免疫を持っておくのも非常に大事な仕事のようなもの。だからウィルス病理学的に言うと、どんどん子供にはいろんなウィルスにかからせなければいけないのです」
と冷静に指摘していた。
「サイトメガロウイルスだけはかかっておきなさい」B
同教授は、
「特に女児にサイトメガロウィルスの感染免疫獲得がなくなっていることが心配。もしこのままこの子たちが大きくなって妊娠した時にこのウィルスに罹患してしまうと小頭症など障害児が生まれる可能性が高まってしまいます」
と次の世代のコロナ障害児の多発の可能性を指摘していた。