引き寄せるチカラ 十ニ話 2 ほっし校長 2021年3月23日 22:44 ■桜のつぼみが膨らみ始め、つぼみの中から、凝縮された「春の風香」が青空に舞い上がる。不思議なことに、日が沈み闇に包まれた夜間でさえも、桜の木の下では、春色の光が暖かく照らされていた。 街の中の小川は、今も昔の風景を受け継いできたのだろう。長い歳月を経て、少しずつその姿を、変えてきたが、昔から変わらないのは、そこの桜並木を春とともに待ちわびる人々の想い。その想いこそが、毎年桜並木のさくら咲く理由かもしれない。桜の季節になると、あちこちで、恋の花咲くように、恋人たちが手を繋ぎ、愛を語り合う。桜の大木は長い間、その恋の歌を聴いてきたのだろう。毎年、毎年桜の開花に勢いがうまれ、より美しくなったのは、その恋の歌を聞いてきたからだろう。小川に映る街灯の冷たい光が、もう間もなく桜色に染まる いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する この記事が参加している募集 #桜前線レポート 3,588件 #桜 #この春やりたいこと #桜前線レポート 2