面白いものの見つけ方
今日はアマプラで「帝都大戦」そして、「タンタンの冒険」のテレビアニメシリーズを数話ほど観た。
構成的に「金のはさみのカニ」「なぞのユニコーン号」「レッド・ラッカムの宝」の順番で揃っており、ちょうど、スティーブン・スピルバーグ監督が作ったCGアニメ映画「タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密」の元になった物語である。
「帝都大戦」は、前作「帝都物語」の実相寺昭雄監督や彼らの常連スタッフが参加しなかったのか、予算の関係でSFX(特にミニチュアやストップモーションなど)が少なくなったためか、印象が薄くなってしまいがちなのだが、反面、物語の構造は前作よりも少しわかりやすかったように感じた。
それから、少なくなったとはいえど、ハリウッドホラー映画でエフェクトアーティストをしていたスクリーミング・マッド・ジョージ氏の起用により、要所要所で凄まじい人体破壊描写やクリーチャー表現が炸裂するので、CG登場前のSFXを勉強する人には、前作「帝都物語」と一緒にしておすすめしたい。
日米のSFXの違いを一度に堪能できることは間違いない。
「タンタンの冒険」のテレビアニメシリーズは、その内容もさることながら、今の日本のテレビアニメよりもヌルヌル動くアニメーションは、観ていてとても楽しい。
謎解きもギャグもアクションも、基本的に動きっぱなしなので、20年以上前のセルで作られたアニメながら、とても新鮮に感じられた。
「鬼滅の刃」のような、世間で流行っているものを観るのも悪くはないが、あまり他の人が観ていないような作品にも、面白いものがたくさんある。
そういうものを見つけられたときのウキウキした感覚は日々伝えていきたいし、それをきっかけに観てもらえれば、嬉しい限りだ。