見出し画像

人には人の常識を。

「フジノート読んだ!実は俺も仕事辞めたー」

今日、大学の時の友人1人からこんな連絡がありました。こういう連絡は初めてではなく実はこれで3人目。

全員に対して「なして辞めたの?」と訊きましたが「自分に合わない」「つまらなすぎた」「最初からやめるつもりだった」と三者三様の回答。全員「ああ、君らしいや」って感じ。

これからの予定は?と訊くと2人は「職種は検討ついているから転職目指す」1人は「イギリスで金が尽きるまで放浪する」とのこと。

こういう話をすると「転職目指すならともかく、海外放浪とか無計画すぎるでしょ」みたいな声がどこからともなく湧いてくるものなんだけど、うるせー!!!本人の勝手だそんなもの!!バーカ!!!!

結局のところ、幸せに生きる人間ってのは「自分が納得できる選択」ができる人間だと思います。

周りからどれだけからかわれようと、不安を煽られようと「でも、自分はこうしたいからこうするわ」と自分に正直な選択ができれば、それでいいのです。

仕事を続けるのも、転職するのも、辞めるのも、留学するのも、放浪するのも、ニートになるのも人によっては正解になりうるし、不正解にもなりうる。すべてはその人にとって納得できる選択かどうか。ただそれだけ。

「成功」とか「幸せ」っていうのは人によって形が違うわけで「憧れの一流企業に入社した」と「薄給だけどやりたいことを仕事にした」だったらどっちも成功と取れる。それでも人は前者を「優」、後者を「劣」としてみなしがち。

「自分の価値観」を「世間の常識的な考え」とすり替えたようなつまらない人間にはならないようにしたい。これが僕の考えです。

他人に迷惑をかけていない限り、その人の選択は尊重すべきものだと思います。人には人の常識がある。当たり前のことなんですけれどね。それを忘れないようにしていきたいものです。

ちなみに今日連絡をくれた友達は不動産営業のお仕事をしていまして。

ポスティングと営業の電話の毎日。成績が出せなければ上司に詰められる。休日こそあるけれど、人間相手の仕事でクレームとトラブルの嵐。心が荒む。

それでまあ「自分には向いていない」(皮肉めいてるけど)と思って辞めることにしたそうです。

次は事務職か、あるいは免許を取って教員を目指そうと考えているみたいです。

(教員を辞めた身で誤解されがちですが、教員は良い職業だと思っています。大変だけど、他の仕事では得られない楽しさがそこにはある。彼の意向については反対せず「教育実習」から「教員デビュー」までのおよそのスケジュールを予想して教えました。応援してますえ)

「まずは3年働いてから」なんて言うけれど、「この業界は違うわ」って確信したのなら彼のように早めの決断をするのもアリだと思います。

勤続することで得られるメリット(スキル・キャリア・金銭など)ももちろんあるしアリだと思います。

つまりは好きなようにすればいいと思います。進むも退くも脇道に逸れるも、上に飛ぶも下に潜るも「自分はこうしたい」と思う方へ行けばいいと思います。

最後にスティーブ・ジョブズの有名な言葉を載せておきます。

You can’t connect the dots looking forward; you can only connect them looking backwards.
(点と点のつながりは予測できません。あとで振り返って点のつながりに気づくのです)

「この選択は失敗だ」そう思うことなく「この選択がいつか自分のためになる」そう思うことで、より自分に正直な選択ができるようになるかも。

それではまた。

いつもありがとうございます。サポートは水族館の年間パスの購入費に使われます。