ひ み つ
一昨日の記事の中で、丸太を食器として活用する為の木取りの工夫について
少し書きました。 一般的な木であれば、あの方法が通用するのです。
けれど、そんなことは"どこ吹く風?"とでもいうような様を見せつけて、
悠々と好き勝手に、割れる割れる歪み放題になり割れてゆく、
それが、ブドウの木。
ふっ・・・ここまで書いて一応、校正する為に読み返してみましたけれど、
全く大げさな表現ではありません。むしろこれでもまだ足りないかも
しれません。
人の狙い通りには、全くならない木。 それがブドウの木。
さて写真の木、これがブドウの原木。ブドウの木の丸太を放置すると、
こうなります。
"軽く亀裂が入る?" いやいやそんなものではありません。
パカッと、口を大きく開くように割れるのです。
恐るべし我儘放題、自由奔放なブドウの木。ここまでの割れを
見せつけられたら、もう完敗!! 拍手喝采であります。
もちろん、このブドウの木を素材として活用し食器にしているのですから、
そこには、ひ・み・つがあるのです。 ひ・み・つ。 あしからず。