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小さく開く


こつこつと手がけている作品が望まれて、遠方へゆくことになりました。 


売ることよりも、作ることの方が好きです。 正直なところ。


それでも見ず知らずの人が、自分の手がけた作品を望み、対価を支払う

その決断をしてくれる、これほどうれしく誇らしく思える事柄は

ありません。 


ひまわりのように、天を仰ぎ大きく開く花ではなく、

小さく開く、たとえば、ほたるぶくろのように。


そんな風に作品が望まれ手元を離れてゆくことが、

私の密かな望みであります。 感謝御礼。