あたらしいたのしみ
役目を終えた葡萄の木を頂戴する為、山梨県へ行ってきました。
葡萄の品種は、ピオーネ。
元々、勝沼町で一番の味を誇っていた苗を分けてもらいそれを植えて
葡萄農家を始められたとか。
往時には、その味を口にされた方々が皆さんリピーターになって下さる程の
味を誇る葡萄に育ち、農家様は年を重ねられた事などから、今年限り
今年限りと終わりを伸ばしつつ、とうとう今季限りにて葡萄農家を
終了なさるご決断をされたそうです。
良い葡萄を収穫する為の様々な作業・工夫の内、その一例として
6月の内の2週間のみに、集中的に粒を揃える為の作業が不可欠。
けれど町中が、その作業に向かう時期だからということにも
重なるのでしょうか。 その人材の確保が、年々大変困難なものに。
これも葡萄農家を終わりにと決断をした理由のひとつであるとか。
葡萄農家を終える、それは一抹の寂しさを伴うものではあっても
今度は農繁期の都合に囚われることなく、いつでも好きな時に好きな所へ
観光や旅行に行く、その楽しみを味わう事が出来る可能性が生まれる
のでしょう。 大変僭越ながら、そうなります事を願うばかりであります。
またこの度は、丹精された葡萄の木(ピオーネ)をコップにという
ご所望を承りました。
良いものになるように、心を尽くしたいと思います。