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よく見る夢がある。 その夢の中で私は生まれ育った実家の中にいる。 リビングだったり寝室だったり。 懐かしい懐かしい、我が家。 家の中をゆっくりとゆっくりと移動する。 そしてそこにいるのは父と母、それに兄。 窓の外に目を向ける。目に沁みついた故郷の景色が見える。 そこで胸がいっぱいになる。 湧き上がる、匂い立つような郷愁の念に胸が詰まる―。 そこで目覚める。 重だるい体をむっくりと起こして、リビングへ。 父と母「オハヨー」私「うぇーい」 そうそう、言い忘れて