ある一つの筋が通った不平不満の言葉は 多くの共感を呼びある一つの正義を抱く けれど誰かの成功や幸せは 多くの嫉妬を抱きただ目の前を流れ過ぎるだけ 他人との比較自己への哀れみ そんな感情に反発して ある一つの筋が通った私を貫くために せめて大事なひとの幸せは願っていたい
右を向けば左を向きたくなり 前に進めば後ろが気になる 笑ったり 落ち着いたり 楽しかったり こけたり 泣いたり 怪我したり 複雑さ故に その一歩が怖い それでも選び進み続ける 懐中電灯をお供にね 誰だってきっと 葛藤と共に複雑に生きている
雨降る朝は夢うつつ 重い体に雨音が降り 遠くの雨に耳澄ます うつらうつらと微睡んで 澄んだ空気に一音混じり また一音と思い出す 記憶に残る憂いた感情 あなたが あの頃 あの窓際で 雨の降る日に弾いていた 私ではない誰かに向けた曲 こんな雨の朝に思い出す
昨日も「ありがとう」が言えなくて 交わす視線が宙を浮く 昨日は2度も来ないから 私はやっぱり見ないふり 今日も「ごめん」が言えなくて 切れた糸が繋がらない 想像だけで語っていると そのうち私は迷子になる 大事なものをみつけたいから 心を決めて きっと明日は「好き」を言おう