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小手先に走らない。美学を追求して自分だけの武器を得る。
【野村忠宏×ビジネスパーソン】「本気で自分を変える」ために必要なこと
https://newspicks.com/news/6497787/body/?ref=index
newspicksの記事
オリンピック3連覇を果たした柔道家、野村忠宏さんの教訓が記事となっている。
その中で表題の「小手先に走らない。美学を追求して自分だけの武器を得る」という話がエピソードを交えて語られている。
野村さん自身、体が小さいこともあり高校時代は2回り大きな体の相手と戦うことも多かったそうだ。
そんな中、組み際や片襟の不十分な組手のまま相手を揺さぶるように動き、相手が崩れたところにどんどん技を仕掛けるような奇襲作戦を磨いたとのことだ。
大きな相手にまともに組むと力負けすることもあり考えた先方だが、監督に厳しく叱責される。
「本物のチャンピオンになりたいなら小手先の柔道はやめろ。今は勝てなくてもいいから組め。組んで柔道をしろ」
と言われたという。
しっかり組んで柔道をした結果、柔道の本質を深く理解でき、力の強い外国人とも対等に渡り合うことができたとのことだ。
何でもそうだが、奇襲作戦のような変わり種はうまくいった時の爽快感もあるが、所詮は誤魔化しの技術である。
たまに使うのならいいものの基本を外したものは大成しないと理解した。
これ自体は私も学生時代卓球で同じ経験をしているので痛いほどよくわかる。
基本を徹底的に強くすることはつまらない・単調なことの積み重ねだったりもするし、相手との実力差が出やすい。
ただ、長い目で見た時はこの基本がしっかりできているかが大成するかどうか決まってくる要素だ。
営業で言うと、しっかりお客様の理解を深め、役に立つ提案を考え、会う数を増やす。こうした地道な行動の積み重ねが長期的な成果に繋がることが多い。(ドン臭くも見えるが)
そうした苦労の中で自分だけの武器を得られるのだろう。
「小手先に走らない。美学を追求して、自分だけの武器を得る」
至言である。