大学なんか行っても意味がない?
将棋ソフトで一時期は一番強かったponanzaの作者、山本一成さんのnoteがとても興味深かった。
https://note.com/issei_y/n/na5f9093d1535
大学に行く意味は実利的にあるのか?
というタイトルだ。ようは大学で学んだことが実務として社会で役立ち、結果として収入アップにつながっているのか?という話だ。
この本では結論、実務能力向上はない。
シープスキン効果=大学に入る地頭や努力できる人間である可能性が高い=給与の高い会社から採用されやすい
ということはあるが、実務能力=給与を上げるための能力は身につかない
という話だ。
更に展開して、そうしたシープスキン効果のためだけの大学は意味があるのか。もっと実用的なことを学べば社会全体に大きな影響力を提供できるのではないか。という話は壮大な思想だ。
私自身も確かに大学で学んだことで役に立ったなというのは、「起業家精神養成講座」はとても学びが多かったが、その他の講義で学んだことが活かされているかというと、なかなか実感がないのが正直なところだ
※大変お世話になった教授は多大にいますし、人間的な教えは今でも学びが多いですが
高学歴の方がいいなと思うのは、「自分はできる」と思えるメンタリティを持つことと、「横のつながり」。採用試験での書類選考時の「通行手形」的な役割で、仕事の能力は全く別物だと思う(ただし一定相関はある)
大学に代わる教育機関が生まれ、それが実務上有益な学習の提供がされたら社会はもっと大きく変わるのかもしれない。そんな想像ができるとても面白い示唆のある話だった。