相手と信頼関係を築くための4ステップ
寒い日と暖かい日の差が大きくなってきましたね。
もうすぐ春ですね。
春といえば出会いと別れの季節。
でも、今年はちょっと変則的なスケジュールになりそうです。
場所によっては早々にお別れのタイミングが来たり、あるいは延期になる、なんてこともあるみたいで、そういう意味では記憶に残るイベントになるかもしれませんね。
さて、今日はチームビルディングのお話。
仕事をする時、1人でやるととっかかりを早くできるが、複数人でやると大量に捌けるという特徴があります。
1人でやるのが早い人をたくさん集めるよりも、それぞれの得意分野に集中して進める方がより大きな成果を出すことも多いんですよね。
今回は、他の人と協力関係を築くための4ステップをご紹介します。
1.好意を持って接する
まず一番初めに大切なのが「好意をもって接する」ということ。
協力関係を築くためには、まずは同じ目的を共有しなければなりません。
そのために必要なことが、好意を持って接するということ。
相手に対してフレンドリーに話しかけることが重要です。
何よりも大切なのが「偏見を持たない」こと。
人はついつい先入観で相手のイメージを決めつけたり、相手の考えを仮定したりしがちです。
でも、実際に話してみると想像とは全く違う、なんてこともよくあること。
偏見を持たない、そして敵対しないためにも、まずは気軽に、笑顔で声をかけることが大切です。
特に出会いがしらのあいさつを交わしておけば、「ああ、この人には声をかけてもいいんだ」という下地がつくられるので、お互いにより気軽にコミュニケーションができるようになるはずです。
2.相手の理解者になる
次に必要になるのが、相手の理解者になるということです。
自分が協力してほしいから、まず自分のことを言う、では相手はなかなか納得感をもって行動できません。
まずは先に、相手がどんなどんなことをいまやっているのか、そしてどんな問題を抱えているのかを聞いてみましょう。
きっと一人ではなかなか解決できないような問題が隠れているはずです。
もしかすると、自分の力だけでは解決できないこともあるかもしれません。ですが、その問題を解決する糸口を探すお手伝いをすることはできるはずです。
相手の話を聞き、相手のことをしっかり理解してあげることで、ようやく相手も自分の話を聞き、理解しようとしてくれるようになります。
3.自分のできることを伝える
自分の話を聞いてもらえるようになったら、今度は自分のできることを伝えていきます。
どんなスキルを持っているのか、どういう実績を積み上げてきたのかなど、ここにきて初めて自分の話を聞いてもらうことになります。
でも、あくまでも主役は自分ではなく、相手です。
相手が困っていることに対して、自分が担える部分を伝えるのです。
ここまですると、相手からも信頼を寄せてくれるようになるでしょう。
4.協働者になる
相手の信頼を得たあとに、ようやく協働できるようになります。
相手の苦手とすることをカバーしつつ、相手の得意な部分をお願いできる。そんな関係を築くことができれば、協力関係ができたといっても過言ではないでしょう。
お互いに苦手なことがあったとしても、相手よりも苦手でなければ、自分が取り組めばいい。自分のほうが苦手なのであれば、相手にお願いしてもいい。
そうして、一人で取り組むよりも笑顔の増える働き方に変わっていくのです。
一見遠回りのようにも見えるが…
こうしてみると、自分の目的を果たすためにはかなり遠回りな道を選ばなければならないと思うかもしれません。
たしかに一見遠回りに見えるかもしれませんが、一人で取り組むよりもずっと多くのことが成し遂げられるのです。
「早く行きたいなら一人でいきなさい。遠くへ行きたいなら皆で行きなさい」
私もチームで働いているのですが、改めてこの言葉の重みを感じる今日この頃です。