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「自分の課題」を行動目標にし、できたことにフォーカスする(2)

前回は、仲間数人とともに取り組んでいる週次の振り返り会をテーマにしました。

・行動目標は、自分でコントロールできる自分の課題に集中する
・できたことにフォーカスする
・その結果、建設的な振り返りを行い、次の行動促進につなげる
・これらを1人ではなかなかやらないので、他者と一緒にやる

といったことについて考えました。

先日から、チョコザップを始めています。

月額3,278円(税込・今日現在)で1人でも気兼ねなく24時間365日通えるジムで、コンビニジムと言われています。私は週数回、1回あたり15分程度の利用で、まさにチョコ筋トレです。本格的なジムは、自分にはあまりに無理がありそうなので、これぐらいからだったらという感じで利用し始めました。チョコ筋トレではあるものの、それでも翌日に筋肉痛も感じ、効果はあるのかなと感じています。普段あまりに運動習慣がないからというのもあるかもしれませんが。

ジムに入会し利用するのは、個人的には人生初めてとなります。

運動習慣が身についている方からすると、コンビニジムに通い始めたぐらいで何を大げさな、という感じかもしれませんが、私にとっては革新的な取り組みとなります。運動や筋トレは苦手で好きでもなく、あまり興味もなく、運動習慣がこれまでまったくなかったためです。

きっかけは3つありました。1つは、筋トレの重要性を認識する情報いくつかに触れたことです。例えば、1月20日の投稿で取り上げた内容です。

2つ目は、前回テーマにした週次振り返り会で、毎週の行動目標として取り入れて、振り返りの対象項目にしたことです。毎週筋トレ目標とその行動結果を半ば強制的に意識することで、週に数回(今のところ2日に1回程度)は重い腰をあげてチョコザップに通い、まさに重い腰に負荷をかけています。

3つ目は、1月末までとされていた限定キャンペーンです。

「今なら入会金と初月利用料無料。1月末まで」という広告を2回見たことも後押しになりました。「今しか手に入らない」と思うと行動を起こしやすくなる「希少性の原理」や、「通常価格が○円のところ、今なら○円に値引き」などでお得に感じさせる「アンカリング効果」など、プロモーションに関連する理論そのままに、うまく乗せられたのでしょう。

そのうえで、運動や筋トレがテーマのプロモーションに私が反応することは、これまでであれば200%ありませんでした。上記2つの要因があっての、3つ目だと思います。

さて、振り返り会でご一緒している方の中に、行動促進をテーマにしたコーチ業などを行っているAさんがいます。Aさんは、運動や筋トレへの意識が高く、例えばどんなに忙しくても毎朝20分ヨガの時間をとっているそうです。毎朝20分のヨガによって、1日のパフォーマンスが全然違うと言います。

「長期的に自分にプラスになるのではない。(もちろん長期的にもそうだが)1日のうちですぐに20分以上の効果があるぐらいパフォーマンスが上がる」のだそうです。

(記憶があいまいで出所不明ですが)「30分歩けばその後の時間帯で脳が活性化され仕事の生産性が上がるため、30分の散歩はすぐ元のとれる投資である」というような話を聞いた覚えがありますが、そのことに通じるお話です。

Aさんから、「ラジオ体操のように、自分に対してスタンプを押すとよい」というお話がありました。

今でも同じ取り組みがあるのかわかりませんが、私が小学生の頃には夏休みに毎朝ラジオ体操に行っていました。エリアごとに集まる場所が決まっていて、そこに朝行くとスタンプがもらえていました。近所の小学生はだいたい全員集まっていました。

ラジオ体操自体は、(個人的には)特に楽しいわけでもなかったのですが、スタンプを押し始めると習慣になり、なんとなく毎日通ってしまうというわけです。

Aさんからは、「コンビニジムに行かなきゃ、と思い出しただけでもスタンプ1つ、行ったらスタンプ1つ、実際に取り組んだらスタンプ2つ、自分に対して押すとよい。スタンプを押し続けて、そのうち良さがわかれば、おのずと習慣化されるのではないか」という示唆がありました。

たしかに、ラジオ体操も夏休みに始まった当初は「また面倒なものが始まった」という感覚で、行くだけでまじめに体操もしなかったのが、そのうちそれなりに体を動かすようにした記憶があります。

何かを実行するには、既に十分習慣化されているか、忘れないぐらいにそのことへの強い動機があるか、強い動機がなく忘れる場合には思い出すか、が必要です。

思い出しただけでスタンプ1つ。その場に行けばさらにスタンプ1つ。思い出すための仕組みが、上記の場合は週次の振り返り会、と考えることができそうです。

動機形成がまだ不十分な場合は、思い出さないことには事は始まりません。

思い出すための仕組みづくりという視点は、いろいろなテーマで応用できそうです。

<まとめ>
思い出して実行することにつながる仕組みをつくる。

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