自分でできるようにすることは、選択できる未来を増やすということ
これまでは一つのことをやり続けるのが当たり前だったと思うんです。でも近年では終身雇用崩壊と言われるようになり、フリーランスが増え、聞いたことのないSNSが急に流行り出し、コロナ禍に襲われ、変化の多い時代に一つのことだけをやり続けるのはリスキーになってきています。次はどうなるかなんて予測するのは難しい。だから変化に適応していくために色んなスキルを身につけておくことが必要だと思うんです。
転職当たり前、肩書きたくさん当たり前、そんな時代に色んなスキルを持っておくべきメリットを書いておきたいと思います。
選択できる道が増える
例えば今回のコロナ禍では、ミュージシャンが生ライブをする機会が減ってしまいました。そんな大きな変化が訪れた際に、配信やオンラインショップ運営、クラウドファンディングなど、生ライブ以外のスキルがあれば解決策を見出すこともできます。起きる変化は毎回違いますから、色んなスキルを持っていれば「今回はあれとこれを組み合わせて〜」なんてカスタマイズもできちゃうわけです。
私は4年前に声が出なくなった時、歌が歌えなくなったら何もできない…と恐怖を感じました。それから声が戻らなかった場合、声が戻ってもまた何かしらの事情で歌えなくなった場合のことも考えておかなければ!と思い、歌意外のスキルを積極的に身につけるようになりました。結果声も戻って、他のスキルを音楽活動にも活かせて一石二鳥!
これは私個人的なケースで、歌が歌えなくなったら…なんてことは考えない方がいいと思うのですが、スキルがあればどこかで壁にぶち当たったとしても他の道を選択して前に進み続けることができるんです。
最悪自分でできる
何から何まで自分でやるのがいいとは思っていません。任せられることは任すべきだし、困っている時は誰か代わりにやってもらうべきです。でも信用して他の誰かにやってもらったことでも上手くいかない時は大いにあります。だって人間だもの byあいを。そんな時に失敗で終わらせるのか、他の誰かにやってもらうのか、自分でやるのかという3択がありますが、自分でやるという最終手段を切れるのとそうでないのとでは安心感が違います。
3ヶ月以上かかっていた任せたことを私は1日でリカバリーしたことがあったのですが、最悪自分でできると失敗を成功にひっくり返せることもあります。もしあのまま自分でできず失敗に終わっていたら人に任せるのが怖くなっていただろうなあ。人に任せるためにも、自分でやるという最終手段を持っておくのは大事だと思っています。
スムーズに進めやすくなる
全部をプロ並みに!は超人でない限り難しいです。私自身色んなスキルを中途半端に持っているのですが、それでいいと思っています。
自分のレベルでは不十分な時はもっと専門的にできる人へ任せればいいですし、ある程度知識があれば指示もできます。抽象的な指示しかできなければ、思っていたのと違うものが出来上がったりすることも(それを求めている場合はいいですが)。何も分からなければそれが良いのか悪いのかの判断もできないですし、何にも分からないならこれぐらいでいいっしょーと適当にされることも(あった)。全部をプロ並みにすることにこだわるのではなく、ちょっとだけ理解しておくだけでも物事の進み方は変わります。
財産になる
お金は減ったり取られたりしますが、一度身につけたスキルは誰にも取られない自分だけのものです。自分でできなければ、いつまでもお金を払い続けて誰かにやってもらわなければいけない。でも自分でできれば、そのスキルを使ってお金に変えることだってできます。その瞬間は役に立たなくても思わぬタイミングで役に立つことも。
私は自分でできるようにするしかなかった環境だったので、このスキルが音楽活動の何の役に立つんだろう…と思いながら仕方がなくやっていた時もあります。でもそれは何年か経って新しいプロジェクトで役立ったり、音楽とかけ合わせることで活動の幅が広がったこともありました。
今すぐにどうにかなるというよりも、自分の中にずっと蓄積していくもの。お金の貯金よりもよっぽど信頼できる財産です。
「1億人総クリエイター時代」なんて言われるようになり、個人でもできることが一気に増えました。やりたいことを自分も実現できる可能性がある!そんな時代に私は日々ワクワクしています。
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