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相手を認めるための姿勢や行動の積み重ね

画像は、2月に入って担当したセミナーの場面です。協同組合やメーカー代理店の若手経営者の集まりで、各2時間のセミナーを担当しました。いずれも、「人材確保のための職場づくり」にかかわる内容です。人や組織を元気にする講師である私らしい内容だって思います。

私は、テクニックや秘技などを教えることは苦手です。ただ、地道に一つ一つやる必要があることを伝えることはできます。人材の確保や定着に向けて大切なのは、一人一人を観る、尊重する、信じることではないかと思います。

観て、尊重して、信じるからできること。その一つが、相手を認める意味を込めた言葉をかけることです。職場を良い空気にしていくためには、叱咤するのではなく、注意するのではなく、日々、相手を認める言葉をかけることではないかと思います。

挨拶をするのは、1日の最初に行う言葉がけですよね。相手を認めるから行うのが挨拶です。さらには、相手に共感する姿勢を示す。相手を認めるために声をかける。これらの積み重ねがあるから、厳しい指導や注意をしても、相手に反発されることなく受け容れることができるのではないかと思います。過度にハラスメントを恐れる必要もなくなりませんか?

私自身も、聴いてくださる方々を認めるための行動を心がけます。講師としての経験が未熟だと、つい緊張して表情が強張った。そのような時期も経験したものの、自分の表情は相手にも影響を及ぼします。ですので、私が、まずは受講者の方々を褒めたり、認めたり、感謝する姿勢を示して言葉をかける。自らが必要なことを実践して、さらに人としてのレベルを上げていく必要があると考えさせられます。

そして、講演を聴いてくださる方々の心も大切にしたいです。私の講演の聴講者は、職場のリーダーやマネージャーの方々が多いです。この方々の心が乱れてしまうと、職場の空気を汚してしまう行動に出てしまいがちです。相手を認める言葉を使わなくなってしまうリスクがあります。自分の発する言葉を一番聴いているのは自分自身であるのを忘れてはいけないですね。

相手を認める言葉をかけて、相手の心が揺れ動いているのがわかる反応を知ると、自分自身の心が癒されて元気になっていく感覚はありませんか?ご機嫌な気持ちになり、周りに人や情報が集まってくるようになります。職場の空気がきれいになっている証ですね。

相手を認めるための一つ一つの行動の積み重ねが、職場に良い空気をもたらす。それが人材の定着に繋がっていくのだと私は思います。

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