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仕事で大切にしていることは?

よーく見るとかわいいですね。これ、なんだかわかりますか?

新入社員研修の一コマ

金曜日に静岡で担当した、新入社員研修での一コマです。仕事で大切にしていることは何かを質問し、各グループ単位でドミノ牌を使って制作してもらったものがこの絵にあるものです。この画像以外にも4つのグループで制作してもらいました。

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この作品は、笑顔を指しているようです。真ん中に着目すると、たしかに笑顔に見えます。ただ、真ん中の部分だけでなく、周りの人たちも笑顔になっているというのが、この作品の素敵なところです。笑顔で溢れていますね。

そして、下記の画像が価値観にかかわるものです。

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大事にしている価値観ベスト2を、50以上の価値観ワードの中から選んでいただきました。そのベスト2を、受講者の方々が並べて書いてくれました。そのなかで最も多かったのは「思いやり」です。人に思いやりをもって接することを続けていけば、いつかそれが巡って帰ってくるというものです。素敵な考え方です。新入社員は社会に出てまもなく4か月が経過しますが、「思いやり」を挙げてきて、周りにも気を遣える人材に成長しつつあるのが嬉しいです。

一人一人が仕事で大事にしていることをドミノ牌でつくる、価値観カードから選ぶ。いずれも、こだわりがあるものを探り当てて関わるというワークです。仕事で大切にしているものはいったいどのようなものか?仕事をする過程で立ち止まって考えてみると、忙しくしているときにはなかなか気づかないものが見えてきます。こうして見つけたものは、無意識のうちに大切にしていたのかもしれませんが、意識してみると、仕事の中で活かすためにどうすればいいのかと考えるようになります。それが仕事への動機づけを高くすることに繋がっていくのです。

若手社員が仕事で大切にしている事とは?

無意識のものを意識の表に出すと、何かを決めるときの指針になります。仕事で大事にしていること、価値観を落とし込んで、次の目標に向かってどのように進んでいくのか、十分に考えていくといいでしょう。

私は、新入社員が考えていることが表現されるのを見て、とてもうれしい気持ちになりました。最近は、なかなか感情を表に出さない若手社員が多いと言われます。関わる機会がなければ、何も情報を開示しないという人もいます。また、感情をむき出しにして接すると、ハラスメントのリスクを恐れる人が増えています。大きな声で話をすることが敬遠されるような風潮もあります。気合を注入しようと思って話をしても、時代錯誤のように感じてしまうのです。それだけで若手社員の気持ちを奮い立たせるのは難しいですね。

これは仕事で大切にしていることや価値観の違いです。若手社員クラスのビジネスパーソンは、自分でしっかりと考えているのです。将来設計をしている人も多くいます。かつては、先輩の背中を見て育つのがよく見られたこともあり、先輩に影響されるのが当然のような流れもありました。しかし、今は違います。むしろ、他人に影響されたくないし自分自身を持ちたいという発想があるように思います。ただ、自分自身をもっていても、それを周りに発信しないため、誤解を招いてしまう側面も多くあるでしょうね。

新入社員の事を知り、育成に活かそう

冒頭の笑顔や思いやりなど、人への優しさや心に訴えかけるものを大切にしているのが最近の新入社員なのでしょうか?必ずしもこれだけで括ってしまうのはリスクがあります。優しさを大切にしているというのをおさえたうえで、それを否定せず、自分たちの大切にしていることや価値観を押し付けないで新入社員とかかわっていく必要があります。

厳しくしてやろう、などと話す人たちがいますが、単に声が大きいとか、無理やり難題を押し付けるとか、気に入らないと理由もなく切り捨てるとか、褒めないとか・・・こうした行為は、今の新入社員世代には受け入れられない可能性が高いですね。もちろん、一人一人を見る必要はありますが、最近の新入社員の考えに触れたうえで、かかわり方を考えていくのが、ビジネスシーンでキャリアを積み重ねている人がやるべきことだと思います。真摯に向き合って、丁寧に向き合えばきちんと仕事を覚えてくれるし、早期に戦力になるとも言えます。

新入社員の方々に、改めて仕事で大切にしている事や価値観を訊いてみてください。それを否定せずに確認して、彼らの力をさらに引き出すような育成を継続していくと、未来に向かって成長する組織になっていくと私は思います。業務遂行に必要な事だけを教えるのではなく、新入社員の内面にも訴えかけて、彼らの成長を支援していく必要がありますね。



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