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シニアの力を活かそう!健康で意欲さえあれば・・・

みんなのフォトギャラリーから、クリエイターさんの絵を始めて使わせていただきました。きれいな空です。館山の空ということです。最近遠方に出かけていないので、こうした空の画像の良さになかなか触れられていません。いいものです。もう少ししたら、静岡でもこのような空が見れる季節になるのでしょうか。

さて、今回は一つのネットニュースに注目してみます。

マック従業員の最高齢は93歳!

マクドナルドの店員さんの中での最高齢、93歳なんだそうです。一番若い子が15歳(高校生のアルバイト)でしょうから、結構な年の差です。ギリギリ昭和生まれの方?限りなく大正時代に近い生まれの方ですよね。すごい!しかも週4回の夜勤をされてらっしゃいます。

24時間営業のマックの店舗で、清掃やメニューの下ごしらえを担当されているそうです。しかも、この方は90歳でアルバイトスタッフとしての勤務を始められたそうです。別のお仕事をされていたそうですが、店長さんのお話では、テキパキと動かれて清潔さのレベルが高く維持されているそうですね。

シニアの方々から吸収する!

いま、多くの組織で社員の平均年齢の高齢化、シニア人材の活用などの課題に直面していると言います。ただ、人生100年時代と呼ばれるような今の時期は、高齢だからといって、もう使えない人材になってしまう、ということはないのです。以前は、年を取ってしまうと企業にとっては「人罪」「人在」のような言葉も聞かれましたが、人生を長く生きてきたからこそ価値のある知恵、財産が間違いなくあるのがシニアの方々なのです。無機質なマニュアルを読んで仕事のやり方を覚えるよりは、こうした方々にかかわること自体が勉強になるし、記憶にも残ります。

世代が異なれば話が合わない、価値観が違う、たしかにありますね。ただ、その「合わない」「違う」ばかりに目を向けるのではうまくいきません。シニアであっても、若手であっても、お互いに世代間の違いを分かったうえでコミュニケーションをとりあえば何の問題もないのです。無理やりに合わせることはないので、お互いの存在を尊重し合うとでもいうのでしょうか。そうすれば、学び合えるところは十分にあります。

シニアの方々を見ていると、一つ一つの行動、仕事に向き合う姿勢、話の内容などなど、学べるところはたくさんあります。どんどん探していけばいいのです。

信じて任せる!

「シニアをどう活用すればいいのか?」みたいなことは多くの企業で言われています。私は、静岡キャリア形成サポートセンターのご依頼で講演もさせていただきました。

自社のブログで書いた内容ありますので、よろしければご一緒にどうぞ!

シニアの方々に対しては、彼らを信じて仕事を任せるのがポイントではないでしょうか。「年齢が・・・健康が・・・」などと決めつけずに、必要な事はどんどん任せて、長年の経験を活かして業務を遂行してもらいます。そして、必要に応じて仕事のやり方をどんどん改善してもらうようにするのです。他者より必要とされている実感というのは、何より有難いものではないでしょうか。もちろん、健康診断の結果などで健康状態の危機が大きいとわかっている方は、必ずしも同じように活用できるとは限りませんが、健康で意欲のあるシニアの方々には、どんどん仕事を任せるといいでしょう。

一つ一つの行動を慎重に取り組むのが求められるもの、人材の育成にかかわるもの、経験を伝承できるもの、伝統を守るのが要求されるものなど、シニアの方々が力を発揮できそうな業務が何かを選び、任せてみましょう。もし平均年齢が高齢化しているのが心配であれば、若年層、中年層の方々が全くゼロという状態をつくらないようにすればいいのです。シニアの方々の経験を受け取る人材を確保しておくのです。

シニアの方もトライする気持ちで!

シニアの方々自身も、もう年を重ねてしまったから、などと嘆くことはないです。以前は、シニアの方々が今後の事を考えるキャリア研修のような研修を指して、「たそがれ研修」と言ったそうです。しかし、今はたそがれている必要なんてありません(たそがれている時間もないですね)。健康状態に何の問題もなくて意欲があれば、活躍できる場所は必ずあります。あまり変なこだわりを持たずに、今までの人生経験が活きると思えばどんどん新しいことにトライしても大丈夫なのです。失敗しちゃいけないというプライドがあるかもしれませんが、何かに失敗しても大丈夫です。命をとられることはありません。仮に失敗してもカバーするのがチームです。チームで助けあって成果を出していくのであれば。プレッシャーを与える、受けるようなことは必要ありません。お互いを理解しあっていれば問題ないです。

冒頭のマックの記事、業種や業態が違っても参考になる箇所はあります。記事を隅から隅まで確認すれば、きっと参考になるポイントはあるでしょう。シニア人材の方々の力を活かしたいとを考えている方々は是非参考にされてみてください。

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