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フジマルが「爆音割烹」を開催しようと思ったワケ 

こんにちは。フジマルママです。
2023年7月15日(土)に開催されたイベント「爆音割烹」のインスタ投稿をまとめてみました。

皆さんの職場にろう者の人はいませんか?
どうやってコミュニケーションをとったらいいかわからなかったら、ぜひこの「爆音割烹」を参考にしてみてください。
案外、相手のろう者の方も「どうやってコミュニケーションとったらいいのかな?」と悩んでいるかもしれません。
その解決方法は、意外にもアナログで単純です。そして、誰にでもできる。
いざ行動してみると、昨日までの自分が、いかに殻の中に閉じこもっていたかがわかります。
さあ、重たい殻を破って新たなコミュニケーションの道へ進みましょう!

2023年6月11日(日)
インスタ1回目投稿

フジマル2号店のプロパガンダで働くヒラメちゃんを、両親である私達は「コミュニケーションおばけ」と呼んでいる。

年に3度もベトナム研修に出かけ、ネットに載っていない貴重なベトナム最新情報を持ち帰る彼女は、実は英語もベトナム語も話せない。
しかしニャチャンでは、友達のベトナム人の実家で娘のようにのびのびと甘え、ハノイではたまたま公園で出会ったオジサン達の宴会鍋に舌鼓を打ち、謎の自家製酒を酌み交わしていた。

そんな彼女が言った名言がある。
それは、
「私は、コミュニケーションを決して諦めない(I will never give up on communication.)」

翻訳は友達のブライアンによるものだが、これは日本語が話せないロシア人がフジマルに来店した際、シャイでもじもじする彼に向けて彼女が満遍の笑みで放った言葉だ。

来月7月15日土曜日、洗足短期大学の講師であり、手話通訳士としても活躍するタキオ先生(@takioyouta )とフジマルでイベントを開催することとなった。

タキオ先生によると、手話ユーザーの間でクラフトビールはとても人気があって、缶やボトルを持ち寄ってチャンピオンビールを決めるイベントをかなりな頻度で独自開催していると聞き、とても興味を持った。

初めてタキオ先生と手話ユーザーがフジマルで手話で会話しているのを見た時、絶え間なく手を動かし、表情も豊かで活発で、彼らはこんなにもおしゃべりで楽しいんだとビックリした。と同時に感激してしまった。
なぜなら私には未知の世界だったからだ。

多くの手話ユーザーをフジマルに呼ぶイベントを開催するにあたり、一般ユーザーとの心の垣根を取っ払うにはどうしたらいいかと模索していた。
そんな時、私の元に助っ人が現れた。

多摩美の大学院に通うYORUちゃん(@yoru_ueu )は、中国から来た留学生で手話を研究テーマにしたデザインを勉強している。
彼女は、私達が普段ツールとして使っている言語は心を表現するのに、時として正確ではないと教えてくれた。手話の世界は豊かで快活で、そこには私達の知らない未知の文化があるという。彼女は、一般ユーザーが手話ユーザーの豊かな世界を知り、心の垣根を取り除くのには、一緒にゲームをするのがいいですよと提案してくれた。

皆さんは脱出ゲームをご存知だろうか?
2009年頃から急成長した体験型エンターテイメントで、アメリカでは1兆円産業として加速し続けている。
目の前に提示された謎に数名のグループで挑み、参加者自身の頭や身体を使い、みんなで難題を解決していく。テレビゲームやスマホゲームでは体感できない達成感があるらしい。

ろう者と手話経験のない聴者がチームを組み、手話、筆談、身ぶりなどで相互に多様性を理解する異言語脱出ゲームが国内で話題になっている。

主催の異言語Lab.代表を務める菊永ふみさん(@fumikikunaga )は、先天性のろう者だ。
彼女によると、ろう者と聴者は異言語話者なのだという。つまり、使う言語が異なるだけだと。手話は福祉のためのツールではなく、英語やフランス語などと同様なのだという。

「私達は、コミュニケーションを決して諦めない(We will never give up on communication.)」
ヒラメちゃんの言葉は正しい。
問題は言語の違いではなく、異なる言語を前にして萎縮してしまう心にある。
心の垣根を突破したい。
クラフトビールというフィールドで、異言語話者同士が時間を共有することができたら、どんなにいいだろう。
その最初のクラフトビール屋にフジマルはなろう。

2023年7月15日土曜日、皆さん今からカレンダーの予定をマークしておいてください。
フジマルで大掛かりな脱出ゲームを開催することは不可能ですが笑、多くの手話ユーザーを呼び、みんなでクラフトビールやBBQを楽しみたいと考えています。

手話に興味のある人、手話を教えてもらいたい人、普段話している言葉に疲れちゃった人、ただBBQがしたい人、ただクラフトビールが飲みたい人、フジマルに遊びに来てください。
イベント内容や詳細が決まり次第、インスタにて告知いたします。なお、雨だと楽しくないので、小雨でも雨天順延となります。

#手話#異言語コミュニケーション#異言語#クラフトビール#フジマルクラフト#フジマルサイゴンプロパガンダ #藤原ヒラメ#クラビノミタイ#タキオ先生#異言語話者

2023年6月20日(火)
インスタ2回目投稿

🔥🔥【イベント開催決定】🔥🔥
「不便益」という言葉をつい最近知った。
不便益とは、不便だからこそ得られた利益のことを指すそうだ。

システム工学の研究者であり、不便益の楽しさや有効性を提唱する京都先端科学大学の川上浩司教授が語った「制約という縛り(不便)によって生まれる不便益」についての解説が面白かった。

内容は、「遠足のおやつの上限は300円まで」の制約を子どもに与えると、不便益が生まれることがあるという事例紹介だが、300円内のバリエーションを増やすために100円のお菓子を3分割して、3分の2だけおやつに組み入れるなど、頭をフル回転させる工夫が現れるという。

関西出身の教授自身は、お菓子というお題から枠を広げ、お団子持参で周囲から笑いを取った。大喜利に慣れ親しんだ関西圏の子ども特有の不便益に笑った。

この話を読んで思い出した。
私のクラスには「バナナはお弁当のデザート」と主張して先生と戦っていた男子がいた。
マスターの通っていた大分市立住吉小学校には、「都こんぶはおかずです!」と教師を論破した猛者がいたそうで、その年から「都こんぶはおやつに含まれないらしいよ」が子ども達の共通認識になっていたというのだ。

今思うと、「おやつは300円以内」の制約は、遠足を大いに盛り上げるエンタメ要素をはらんだ不便益を生み出したと分かる。
学年みんなで遠出する遠足本来の目的より、そっちの方が子ども達の関心の中心だった気もする。

ちなみに最近の小学校の遠足では、学校側がおやつを準備するのが通例だそうで、独自おやつを工夫する手間は省け不平等さはないが、その分遠足のエンタメ性を第三者が用意しなければ楽しめない環境になってしまったか、あるいは新たな方向性で不便益が生まれ、教師と戦っている子どもが存在する可能性もなくはないなと感じた。

7月15日土曜日、フジマルクラフトは「爆音割烹」というイベントを開催する。
店舗の1階、2階にDJブースを設け、会話がままならない大爆音の中、WeberというBBQグリルで割烹料理を調理し食べるという前代未聞のイベントを行う。

そこで、来場者には2つの「制約」を設けることにした。
ひとつは「UDトーク」という音声認識アプリ(キーボード入力もあり)をダウンロードしてきてもらうこと。

そしてもうひとつは、長時間の爆音で頭が痛くならないよう耳栓を配布するので、状況によりそれをつけてもらうこと。

大爆音にしておきながら、耳栓や音声アプリを使用して欲しいという誠に勝手なお願いに矛盾や不便を感じるかもしれないが、「制約」を設けるのには理由がある。

今回なイベントでは、「ろう者」の方々を積極的にフジマルに呼んでいる。
ある日、クラフトビールにハマっている手話グループ(@takioyouta )がいると知り、私は彼らの世界に大いに興味を持った。
彼らの事をもっと知りたいし、興味があったらだけど、クラフトビールを取り巻く私たちの世界も知っていただけたらと思った。

彼らとコミュニケーションを取る方法は、手話や筆談、口話、音声認識アプリやジェスチャーなどが有効だ。
爆音の中では、発声による会話は成立せず、普段私たちが使用しているツールは役に立たない。その「不便さ」から生まれる何かがあるかも知れないし、ないかも知れない。
すべてはやってみないとわからないけれど、やってみる価値はあると思っている。

「爆音割烹」のイベント会場では、リリースされたばかりのクラフトビール5本セットを優勝賞品とするフジマルママ考案「割烹ゲーム」を3回に分けて行う。ゲーム内容についての詳細は、後日。

かなり難易度が高いので、1回目の優勝者が該当者なしの場合、2回目の優勝者はクラフトビール10本セットを手に入れることができるキャリーオーバー制を採用。2回目まで優勝者不在の場合、3回目の優勝者はクラフトビール15本(22500円相当)を持ち帰る勇者となる。
ぜひともチャレンジしてほしい。

日時、場所は以下の通り。
皆さんのご来場、お待ちしております!

2023年7月4日(火)
インスタ3回目投稿

@oyoge_hirame

こんにちは!ヒラメです(@oyoge_hirame)🐟✨✨

7月15日(土)に開催される「爆音割烹」イベントフライヤーがようやく完成しました❤️‍🔥❤️‍🔥❤️‍🔥今回はどうしてもイラストが描きたかったので、「THE・フジマル」って感じの仕上がりになって一安心😮‍💨💦

「爆音割烹」とは🤔?⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎
DJが流す大爆音の中、 屋外調理(Weber使用)した割烹料理を皆んなで食べようという企画。

割烹料理の起源はなんと明治時代。
正座して食事する日本人のスタイルをぶち壊そうとして生まれたオルタナティブな料理です。
「割」は包丁、「烹」は火を意味します。新鮮な魚や肉、野菜を焼いたり、蒸したり、揚げたり、奇想天外に調理し、立ったままカウンターで食べる料理を割烹料理と呼ぶと最近知りました。なんだ、フジマルって割烹料理の店だったのか〜!と気づいた時、ヒラメとママは大興奮でした!

イベント当日は、優勝賞品22,500円相当のクラフトビールがもらえる「割烹ゲーム」を3回に分けて行います🤘🔥トリリウムやWCB、宇宙など新規リリースビール盛りだくさんなので、ぜひご参加くださいね😈💓❤️‍🔥ワクワクで、今から胸が高鳴っています!

7月6日(木)
インスタ4回目投稿

こんにちは🌞
フジマルママです💁🏼‍♀️✨
7月15日(土)に開催される「爆音割烹」でご提供するフードの紹介です!

屋外調理するBBQというと日本では焼肉のイメージですが、爆音割烹では旬の食材だけを屋外 BBQ調理器具Weberで調理し、クラフトビールとのマリアージュをより楽しんでもらえればと思っています。

料理の順番はより軽めのクラフトビールに合うものから始まり、遅い時間になるに連れて、飲み口重めのものに合うように設定しています。

ご提供するメニューに合うビールカテゴリーを明記しましたので、参考にしていただけるとありがたいです。

【爆音割烹提供メニュー】
①駿河湾産しらすと泉州水茄子出汁マリネ(SAISON、アメリカンウィート、ヴァイツェン、ヘイジーセッションIPAなど)

②かぶとズッキーニの塩麹和え 信州産生七味添え(SAISON、アメリカンウィート、ヴァイツェン、ヘイジーセッションIPAなど)

③日本茶葉鶏ハムとプラム、メロンのジェノベーゼカルパッチョ(サワーエール、フルーツエール、アメリカンウィート、ヴァイツェンなど)

④炭火で焼いた夏野菜と水餃子のトムヤムソース(サワーエール、ウエストコーストIPA)

⑤四万十産鮎の塩焼き かぼすバター(おひとり様1尾のみ)。(サワーエール、ウェストコーストIPA)

⑥炙り焼き叉焼とラムレーズンラペのバルサミコサラダ(サワーエール、フルーツエール、セゾン、ダブルIPA)

⑦ウイスキーチップで燻したプルドポークとイチヂククリームチーズをパンにのっけて食べるやつ(スタウト&ポーター、ダブルIPA)

なお、デザートビールとしてスムージーサワーエールを飲むのもオススメです。※食材は、入荷状況により一部変更になることもあります。

2023年6月9日(金)
インスタ5回目投稿

2023年7月15日(土)に開催されるイベント「爆音割烹」でブライアンのパンを販売します🍞👏🏼✨

実家フェスでも即完だったブライアンのお手製パン。ダッチオーブンにパン生地を入れ、オーブンで焼くオリジナルの手法で焼き上げたパンは、外はカリカリ中はもっちりな仕上がりです🥹💓特筆すべきは「サワードウ」というパン種を使用していること。

日本ではあまり見かけない「サワードウ」は、小麦やライ麦の粉と水を混ぜてつくる生地に、乳酸菌と酵母を主体に複数の微生物を共培養させた伝統的なパン種で、焼き上がったパンは独特な風味とほんのりとした酸味を感じることができます。

販売時間は15時から。
売り切れ次第終了なのでお早めに!✅✅✅✅✅

2023年⁡7月11日(火)
インスタ6回目投稿

⁡こんにちは。ヒラメ(@oyoge_hirame)です🐟💖✨
2023年7月15日(土)に開催されるイベント「爆音割烹」で、クラフトビール5本セットが3名に当たる「割烹ゲーム」を行います!(クラフトビールのこのラインナップにシンセ君も満面の笑みです)

非常にシンプルな「割烹ゲーム」
そのルールをご紹介します❤️‍🔥❤️‍🔥❤️‍🔥

1.爆音割烹の来場者の中に、これまで絶対に秘密にしてきた爆笑黒歴史を抱えた「割烹さん」が3人まぎれこんでいます。

2.制限時間は30分。
1人目の「割烹さん」の黒歴史エピソードを発表した直後、ゲーム参加者全員が来場者の中にまぎれこんでいる「割烹さん」が誰なのか当てにいきます。

3.黒歴史エピソードは例えばこんな感じ。
「幼少期、祖父の家で大型犬にお尻を噛まれ、18歳になるまで犬がさわれなかったのは私です」

4.誰が「割烹さん」か当てるために、より多くの質問を周りの来場者にしてみましょう。例えば、「割烹さんはあなたですか?」「大型犬の犬種は?」や「祖父は何県に住んでいたか?」、「なぜ、犬に噛まれたのか?」など。

5.賞品を勝ち取るために、自分が他の来場者から質問されたら目一杯、「割烹さん」を演じてください。
また、「割烹さん」は、自分が「割烹さん」だと悟られないように、他の来場者に目一杯、質問しに行ってください。おおよそ40人〜50人くらいの来場者がいます。
「自分以外は全員、敵!」の意識でゲームを盛り上げていきましょう🥴🔥🔥

6.誰が「割烹さん」なのか?真実を知っているのは、フジマルママと「割烹さん」本人のみ。スタッフの中に「割烹さん」がまぎれこんでいる可能性もあります。

7.投票箱に自分の名前と「割烹さん」と疑わしき人の名前を投票してください。
30分後開票し、優勝者を発表します。1回の正解者が複数の場合、ジャンケンにより優勝者を決めます。なお、優勝者不在の場合、2回目以降に賞品はキャリーオーバーとなります。

2023年7月11日(火)
インスタ7回目投稿

爆音割烹、いよいよ今週の土曜日開催となります🔥🔥🔥🔥🔥開催にあたって、フジマルでバイトしてくれている美大生のよるちゃんがバカデカフライヤーを印刷してくれました😭💓同じ研究室のお友達も引き連れて今日はプロパガンダに遊びに来てくれたよありがとう❤️‍🔥

ありがたいことに、割烹 BBQの食べ放題のご予約は定員オーバーの為、終了いたしました🙇‍♀️アラカルト料理、クラフトビールのご注文だけでもイベント参加、ゲーム参加OKですので、みなさまふらっと遊びに来てくださいね!爆音の中、飲みまくろう!

2023年7月12日(水)
インスタ8回目投稿

「爆音割烹」いよいよ今週の土曜日開催です!イベントは15時からスタートですので、みなさまの昼飲み参加も大歓迎!予約は不要ですので、お好きな時間にふらっと遊びに来てくださいね!!!
割烹ゲームや爆音DJ、割烹BBQなど内容盛りだくさんのイベント👩🏻‍🎤💓🔥明日は当日のビールのラインナップを発表しますのでお楽しみに🫶🏻

2023年7月13日(木)
インスタ9回目投稿

爆音割烹いよいよ明日15時より開催です🔥🔥🔥
ようやくビールのラインナップが出来ましたので発表します!タップのラインナップはこちら⬇︎⬇︎⬇︎

・Far Yeast Peach Haze [Far Yeast Brewing]
・farmhouse lager2 [志賀高原ビール]
・ゴーストフォ[Totopia Brewery]
・クラウドカッター[Nomcraft Brewing]

その他缶とビールのラインナップは全部で17種類!そして明日は、マスターがろう者の方々とUDトークを使ってビールについてたっぷりお話する予定ですので、ビアマスターはシンセ君(@nonmiyachan)が担当します!みなさまどうかお手柔らかに…😌👐🏻そしてどうぞ、応援のほどよろしくお願いします。

2023年7月14日(金)
インスタ10回目投稿

こんにちは。ヒラメです(@oyoge_hirame)🐟💖
今回コラボする「クラビノミタイ」についてご紹介します!!!

洗足学園の講師としてもご活躍の瀧尾陽太先生(@takioyouta )は、保育士で、手話通訳士でクラフトビール屋さんでアルバイトもしているとても変な人です🥴✨

タキオ先生がフジマルにクラフトビールを飲みに来たことをきっかけに「爆音割烹」企画がスタートしました。

先生はクラフトビールが好き過ぎて、
「#クラビノミタイ 」というイベントを都内で開催しては、クラビ狂を増やしています。
手話ユーザーの仲間が多いので、クラビ店に手話ってる人がいたら、 「#クラビノミタイ 」ステッカーをネタに話しかけて仲良くなってくださいね!

爆音割烹には、ろう者のクラフトビールユーザーがたくさん遊びに来てくれます。明日は店舗に音声認識アプリ「UDトーク」のQRコードをたくさん貼りますので、割烹ゲーム参加時など大いに利用してくださいね🔥

UDトークアプリURL⬇︎⬇︎⬇︎
https://udtalk.jp/download/
appまたは、GooglePlayストアから「UDトーク」で検索すればダウンロードできます。

2023年7月15日(土)
そしてイベントは開催された

@thezoon
@thezoon
@thezoon
@thezoon
@thezoon
@thezoon
@thezoon
@thezoon
@thezoon
@thezoon
@thezoon
@thezoon
@thezoon
@thezoon
@thezoon
@thezoon
@thezoon
@thezoon
@thezoon
@thezoon
@thezoon
@thezoon
@thezoon
@thezoon
@thezoon

あまりの大盛況ぶりに警察が出動😱

2023年7月19日(水)
最後のインスタ投稿に加筆しました。

[爆音割烹ウラ話 その1]

こんにちは、フジマルママです!爆音割烹にご来場してくれた皆さま、ありがとうございました🙇‍♀️💖

ろう者の方を積極的にお呼びした今回のイベントは、フジマル初の試みで開催するにあたり、「来場者が自転車や通行人にぶつからないよう喚起していこう!」とその点に最も注意を払い臨みました。フジマルファミリーに助けてもらいながら、おかげさまでひとりのケガ人も出さず、無事イベントを終了することができました。

皆の安全は守れた!良かった!
しかし、安全にイベントを終えたからこそ私には大きな課題が残りました。
どんな課題かは次の投稿で!

@oyoge_hirame

[爆発割烹ウラ話 その2]

2023年7月15日(土)に開催した「爆音割烹」は、積極的にろう者の方をお呼びするクラフトビールイベントでした。

イベント終了後、私にはあるテーマが残りました。
それは、「私たちは普段、ろう者のみんなとどうやって会話するのがベストなのか?」というテーマです。

今回のイベントでは、音声認識アプリ「UDトーク」をコミュニケーションツールとして推奨してきました。
しかし、「結局ペンとメモ帳、ジェスチャーに勝るものはなかった」との来場者からフィードバックがありました。

音声認識アプリは、聴者が音声認識で文字を表示するまでの時間と、ろう者がキーボード操作で文字を表示するまでの時間に差があり、ろう者と聴者が会話に要する時間が対等ではない所に問題点を感じました。

一方、筆談では、聴者がノートにペンで書き込むのと、ろう者がノートにペンで書き込むのに、同じだけ時間を使います。
お互いにキーボード入力したり、片方がノートとペン、片方がキーボード入力の場合も時間の流れは対等だと感じました。
この同じ時間の流れ(同じだけ待つということ)の平等さは、人と人とが会話する際にもっとも大切な事なのだと知ることができました。

私たちの会話のスピードは年々上昇し、SNSが台頭するようになってさらに加速している感覚があります。「Google検索する」ことを「ググる」と呼称することで、会話に要する時間をより短く、より迅速に伝達するその先には一体何があるのでしょうか?

ろう者側の伝達スピードをより高速にし、聴者との会話を対等にするため2020年、ソフトバンクと日本電気通信大学は、AI解読の手話認識アプリ「Sure Talk」をスタートアップさせました。
開発者はインタビューで、
「社内会議の場でろう者と聴者の会話スピードに差があることを感じた。ろう者の側のスピードを上げる事で会話の対等化が図れる。そこでAIを使用して手話を読み解き、ろう者の伝えたいことが音声で流れるシステム開発をスタートさせた。これにより社会全体のろう者と聴者のコミュニケーションの広がりが期待できる」と語っています。

また、UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)は、2021年、手袋に埋め込んだチップが手話を読み取り、スマホから音声を発するアプリを開発。いずれも商品化するには至っていませんが、「会話のスピードに注視する」🟰「手話認識アプリの開発」となる流れは当然なのかもしれません。

私の信頼するカメダサチヨ氏は、ご本人の経験から、「会議🟰スピードとなるのは致しかたないが、重要なのはその発言内容。たとえ会議終了後であっても、その人の意見が必要ならば周囲は必ず意見を求めてくるはず」。
問題になるのは、その場のスピードより、議題に対しての理解の深さだと話してくれました。

また、「手話を解読して音声にすることに開発が流れがちだが、視覚効果を利用して、双方が理解を深める方法が何かあるのではないかと思う」とコミュニケーションの新たな方向を模索してみる必要があるのではと語ってくれました。

人間にとって言語の発祥は、「危険をより早く察知し、周囲に知らせる」事だったのではないかと思います。

そういう意味では、会話スピードの上昇は、生命維持の観点からヒトの進化として当たり前の流れではないかと思う反面、会話スピードの上昇と比例して、コミュニケーションの浅さや会話内容の軽量化、デマや風評の流布なども一方で拡大している気もします。

コミュニケーションの深さについて、イベント時に気づいた事がありました。

それは、手話通訳士として今回のイベントをアテンドしていただいたタキオ先生を通じてろう者の方とお話しする時、私たちはタキオ先生に頼ってしまいがちになって、コミュニケーションが消極的になってしまうという意外な盲点を発見しました。

これは外国人客の多いフジマルでは度々見かける光景ですが、コミュニケーションを誰かに委ねてしまうと、頑張って異言語話者に伝えようという気力が途中で萎えてしまう傾向があります。

例えやり方が稚拙であっても、ダイレクトにコミュニケーションを取ろうとするその心のあり方こそが、相手に思いを伝える最も有効な手段であり、武器なのでは?と感じました。

なので、聴者が手話をカタコトでも覚えることには意味があると再確認しました。
なぜなら聴者が手話で表現することは、「私はあなたとダイレクトに話したいのだよ」というろう者の方に向けての意思表示だからです。

爆音割烹に参加した皆さんなら理解できると思いますが、イベント当日私たちは、心の垣根をとっぱらって、よく食べ、よく飲み、本気でゲームに参加して笑い合ったと思います。

あまりに楽しかったので今回のイベント内容は、生活の中にある「不便益」のデータを収集している京都先端科学大学の川上浩司教授に「紙とペン、ゼスチャーを使用してのコミュニケーションは、なぜ音声認識アプリを超えるのか?」とのタイトルで報告したいと考えています。

たくさんのご来場、本当にありがとうございました。
フジマルはこれからも面白いイベントを企画しますので、ろう者の方、気兼ねなくひとりで遊びに来てください。ペンとメモとゼスチャーでクラフトビールや日々のこと、対等におしゃべりしましょう!

「爆音割烹」がもたらしたもの⁡

@thezoon

先日フジマルにろう者の方が道を聞きに来ました。
「爆音割烹」が終わったばかりだったので、誰かの知り合いかと思ったら、たまたま通りかかったとのことでした。
「爆音割烹」以前の私なら、少し身構えてしまったかもしれない。でも、すぐにペンとメモを用意して、気持ちがオープンマインドになっている事に気がつきました。
「ふんふん。あそこに行きたいのね。なんなら一緒に行きませんか?」

たった一度イベントを開催しただけなのに、こんなにも心の中の何かが外れるなんて、案外世の中の偏見を取っ払うのは、行動が伴えば簡単かもしれないぞと思いました。

冒頭でお話ししましたが、職場にろう者の方がいる皆さん、ペンとメモ片手にゼスチャーも交えて、彼らとコミュニケーションをとってみてください。
何が変わるって?
昨日までの自分と違う自分にきっと出会えるはずだと思います。

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