余談「Lucky²『アイコトバ』発売記念リリースイベントに参加してみて」
リリイベに行くまで(心の準備篇)
年度後半は9月終盤から1月いっぱいまで月曜日は御茶ノ水にある大学で講義がある。
時間は午前中の2限目と、第4Qにあたる11月末からは午後の4限目となる。
いつもの月曜日であれば、授業が終わると同時に自宅に戻り、仕事を続けるのだけれど、今日はハッピーマンデー。
つまり原則、休日。
そして14時からカメイドクロックでLucky²の「アイコトバ」リリースイベントが開催されると先日発表があった。
ラキ民たちは皆、リリイベのリリースがもう少し早ければ――などとつぶやくこともあったようだが、おそらく久しぶりのリリースイベント開催ということもあり、ねんとかスケジュールを捻じ曲げてリリイベに参加するであろう猛者たちが集まるはず……。
そのようなわけで自分も――とは思ったのだけれど、大学の講義のあとはちょっと疲れるし、連載を抱えている漫画の脚本があがっていないのでどうしたものかなとも思っていた。
なのでギリギリまで迷っていた。
しかし、大学の準備をしていると、日テレのZIP!でGirls²の山口綺羅がキテルネ!というコーナーで秋のスウィーツを特集していた。
そこにエクセルシオールカフェで現在販売中のシナモンアップルティとカボチャと紅芋のケーキの紹介をしているではないか。
大学の近くにエクセルシオールカフェあるし。
御茶ノ水で講義のある朝いつもここで軽く朝ごはんを食べている。
講義中にお腹がなるとその先、集中力が切れてしまうからだ。それに笑われる。学生に笑われると受けた!と思い、いろいろとネタを展開したくなるのだが、滑ったときのあの悲しい気持ちを知っているので、そうならないためにもお腹は一杯にならない程度には満たしておく必要がある。
というわけで御茶ノ水に向かうまで頭の中は綺羅の
「ん~! 美味しい!」でいっぱいだった。
御茶ノ水につくなりエクセルシオールカフェに向かい、先の品を注文。
もちろん支払いはDOUTORのポイント。
だてに6年もボーナスポイントをためてはいない。既に15000ポイントほど溜まっているが使ったことは一度もない。
店員は「こんなオッサンが朝からなに甘いもの食べてんだよ」と思っていたかは定かではないが、淀むことなく自分は注文を完了し、そして意気揚々と席まで注文した品を運ぶ。
が、着席したときちょっとこぼしちゃったりもした。
だが自分は大学の講師。
この大学では特任教授というわけのわからない称号ももらっている。
誰が見ているかわからない――ので、平静を装い、落ち着いて目の前の品たちを愛でることにする。
テレビで綺羅が食べてたのと一緒だ!
テンション上がりまくりで食べる。
しかし他人から見れば落ち着いた55歳がスウィーツを食しているようにしか見えないだろう。
いや、体型からいかにも甘いもの好きそうに見えるから幸せな時間に見えていたのかもしれない。
シナモンアップルティの口当たりは甘く、とてもやわらかい。底に沈んでいるりんごの果肉がシャキシャキしていてこれがまたいいアクセントになっている。
カボチャと紅芋のケーキは、底に敷かれた生地はそこそこ甘め、けれどムースはしっとりとした食感で甘さは控えめ、上に乗せられたクリームにそれを譲っている感じがした。
朝から甘いもの。
実にギルティ。
お陰で頭がよく回る。
そのせいか、元気も出てきたのでLucky²のリリイベ行ってみようかなという気分が盛り上がる。
Twitterをみていると既に並んでいる猛者たちの報告も見受けられ、自分が行く時間になったら席とかないかもなぁ……とか思っていたが、立ち見もOKな感じらしく、Lucky²がいて、遠くからでも動いているのが見られたらそれでOKなんじゃないか――という気持ちになったので、授業をどれぐらいの圧縮率で終わらせれば、学生の質問とかその後の対応とかも処理して少しでも早く御茶ノ水を離れ亀戸に着くことができるか――を計算していた。
自分は脚本家として20年ほど仕事をしてきている。
締切はかなりの確率で守るほうだ。
なるべく迷惑をかけることのないように自分の仕事の現状を踏まえ、この後どれぐらいでものが上がっていくのかを計算できるくらいには自分と仕事の関係性を把握できている。
10分。
そう、今日の授業であれば10分早く終わらせることができる。
10分あれば諸々の残務もでき、大学を2限目の終わりと同時に出ていくことも可能だ。
亀戸までは約10分。
12時30分までにいければきっと大丈夫!
そんなわけで今日は綺羅の後押しでLucky²のリリイベに行くことに心が決まったのだった。
リリイベ(接触篇)
12時20分――、気がつけば亀戸にいた。
事前情報で受付は隣のマンションの駐車場あたりにあると聞いていたのでカメイドクロックへと横断歩道を渡る。
見ると正面にLucky²のロゴの横断幕を貼ったテーブルが。
あれだ。
獲物を見つけた鷹の如く、自分はそこへとまっすぐに突き進む。
「あの、リリイベの――」
「隣です」
と、寂しそうのポツンと置かれたテーブルを紹介される。
ここはグッズのテーブルだった。
なので隣のテーブルでCDを予約して入場券とお見送り会参加の特典を入手する。
予約の際に郵送とかも手配できるが亀戸は自分の行動圏内。
もともとここは学生の頃に使っていた駅。
知らない土地ではないし、予約したCDを受け取りついでに散策とかしてもいいなぁ……という気分になったので直接受け取りを選択。
しかし予約券、ちっちゃ……。切手よりもちっちゃ。
入場券の番号は200番台。割りと後ろっぽかったので、時間かかるだろうということでお昼にすることに。
イベント中、お腹が鳴ったら恥ずかしい。
ましてやステージに聞こえたら、ちょっとヤミーな気持ちになるかもしれない。
なのでとりあえずカメイドクロック内を散策。
4階にフードコートが!
そしてそこには香川一福が!!
ランチはおうどんに決定。
一人用のカウンターが空いていたので帽子をおいて席を確保しつつ、並んで購入。
昼時間帯のために天ぷらはほぼなかった。
幸い、自分の一人前でちくわ天が二本並べられてたので
「一本残しておいて~」と念を送ったりはした。
それが通じたのか、自分のものとなったわけだが。
香川の一福、実は香川でしか食べたことがない。
なんかおかしな書き方だが実は近年、東京に支点がそこそこあるのは知っていた。
しかしやはり香川の一福と東京の一福はちがうのではないか?
そんな気もしていたので敬遠していたりした。
結論から言うと、味を忘れていたのでまあ美味しいうどんを食べたのでこれが一福の味だったのかもしれない。
そもそもうどんが食べたかったのなら、御茶ノ水におにやんまあるだろとツッコミを受けそうだが、今日は亀戸に来ることだけで頭がいっぱいになっていたので仕方がない。
お昼を食べ、イベントスペースに向かおうか――と思ったとき、Seriaが並びにあるのが目に飛び込む。
そうだ、なにも準備してこなかった。
リリイベといえば野外。
野外といえばレジャーシート。
そしてリリイベとなればファンからのアピール=ネムボ!
実は朝、家を出る時点でBrand New Worldの団扇を大学に持っていくべきか迷った瞬間があった。
しかし大学に行くのに大荷物にしたくない。
団扇が壊れるかもしれない。
(団扇は莉愛と優來のふたつがあり、これが寒川神社の御札の裏、アリーナとShangri-laの美咲の団扇に挟まれてしまわれております。すまん、美咲。ふたりを守ってくれ)
そんなわけでとりあえずレジャーシートを購入。
そしてネムボ。
スケッチブックにマジックではいまひとつ……。
硬さがほしい。
ということでホワイトボードとペンを買ってこれで対応することに。
暗がりでライトを使うライブだと反射して嫌われるかもしれないホワイトボードも屋外であれば大丈夫だろうという判断でもあった。
あと、失敗してもやり直せる。
とりあえず装備は揃った。
あとは会場にむかうのみ。
会場となる野外ステージに向かうとちょうど200番台の入場が始まっていた。
見ると会場内は3分の1ほどが前から埋まっている感じ。
ひとり一枚で一スペースを自由に座ってくださいというシステムだったので、比較的ステージに近い下手側の席を確保。
なんとなく座る。
するとお嬢さんと来ていた隣のお父さんがすまなさそうにはみ出していた場所をあけようとするので
「自分ひとりなんでいいっす」
という感じではみ出し分はシェア。
するとうしろにリズスタのひなたのイラストを描いた団扇を持ったツワモノが!
やべー、これTwitterで見かけたわ。
そんな心の声がモノローグで流れたかどうかはさておき、
Girls²とLucky²のファンとはできるだけ関わっていくと決めていたので、声をかけてみること。
自己紹介の代わりはTwitterの画面。
「あの、自分こういうものなんですけど」
知ってる!
と言われたので後は話が早かった。
ありがとう、Twitter。
ありがとう、過去の仕事をしてきた自分。
サインをなんとなく頼まれたので、色んな人にした記憶が。
なんかテンションあがってたので下手で申し訳ないけれど、イラストも添えました。
小さな子に描いてあげられたのはうれしかったです。
こういう子にアニメ見てもらいたいし。
リリイベ(発動篇)
14時近く。
不意に会場がざわつく。
みると下手側からLucky²たちが普通にステージ脇のテントへと入っていく。
あー、これがリリイベだよなー。
とか思いながら。
普通のステージであればキャストたちの動線が見えるようなことがあってはならない。
しかしここは一般のイベントスペース。
入退場の動線なんてあってないようなもの。
ファンはそのほのぼのとした雰囲気すらも楽しめる、日常の延長上にある異世界。
ライブは完全に別世界。
ここは現実と繋がっている。
そして「アイコトバ」リリースイベントが始まった。
個人的に2曲くらい(アイコトバとガルレボ)で終わりかな?とは思っていた。
けれどその予想は覆される。
[ DISCO TIME ]
9人出てきての最初の曲。
9人のLucky²はもう完全になじんできている。
自分はガル学2のアニメの関係で最初、莉愛と優來しかいなかった頃を知っている。
これがLucky²プロトタイプ。
ドラマの撮影が終わりアニメのアフレコに合流できるようになった残りの4人、椿、日彩、優和、栞奈。
これでLucky²完成形態が完成した。
全員が歌え、全員が踊れるまとまりを感じたこの時代。
そしてリズスタから合流した梨々花、朱里、妃希。
完全合体Lucky²DXへと進化し、ダンスの迫力が増し、力強さが加わった現在進行形。
今、そのLucky²を自分は見ている。
初めてLucky²を見たのは、東京某所で行われたHMDのガル学2アルバム発売のイベントでだった。
アフレコではリモートでしか指示を出せなかったLucky²の面々。
だから動いているLucky²を見たのがあれが初めてであった。
見ろよ、莉愛がはねてるぜ?
優來もうごいてるぜ?
椿とか優和とか本物だぜ?
日彩と栞奈みてみろよ。実物かわいいだろ?
――と自分に言い聞かせたものだった。
そしてGirls²のアリーナライブでのサプライズ。
9人いてバグったことが今でも鮮明に思い出される。
梨々花明るくかわいい、森朱里すげー、妃希ちゃん踊るとかっこいいと思ったものだ。
そんな過去の記憶がDISCO TIMEのイントロの間に走馬灯のように過ぎっていく。
こんなところで逝っちゃだめだ!
俺にはハロウィンPTが残されてる。
気を取り直して、クラップしまくる。
とりあえずネムボには優來だけ描いておいた。
実は莉愛を描くのが苦手だったからだ。
笑った顔のイメージしかないからだ。
イラストとなると目を描かないといけないのだがうまくかけたためしがない。
とりあえず細かいことはどうでもいい。
その場の空気に乗ろう。
みんなを見よう!
目の前にLucky²がいる!
そう思い、ステージから目が離せなくなった。
[ MC ]
ここでみんなの挨拶タイム。
上手側から順番に。
細かな順番は忘れてしまったが、学年と名前を言っていく流れだった。
しかし椿がいきなり「永山椿です!」と学年表明をすっとばして次に渡したので隣から突っ込まれたりしたりと微笑ましい光景が観られた。
そしてラスト、日彩が話そうとすると音声が聞こえない。
音声トラブル?
とざわつく場内。
更には虫とかがよってきたりとなんかわたわた。
結論から言うとマイクのスイッチ入れ忘れだったようで。
(底にスイッチがあるタイプって触ると切れちゃうことがあるワイヤレスマイクあるある。舞台挨拶とかでよく注意された過去あり)
慌てるんじゃなくてこういうわちゃっとしたところはGirls²と一緒だなぁと思った。
明るさこそが最大の魅力。
これはきちんと継承されているようです。
[ GIRLS Revolution ]
みんながよく知っている曲。
Girls²のカバーというか、Lucky²バージョン。
ツナグツナグに続く2曲目。
Lucky²の現在の課題として、実は曲数の少なさがある。
6人体制の頃はペア曲などを使うことでボリューム感を出していたが9人体制になってからはペア、トリオといった形態でパフォーマンスをすることはしばらくないような気がする。
これはGirls²がGirls²として9人での可能性を模索しながら進んでいったからだ。
ガル学でのeast²、south²、west²のような組み合わせは番組があったからこそ可能なコンテンツだったのであれはGirls²とは切り離して考える発想だった。けれど様々な社会の状況でライブ開催などができないこともあり、あの時間はガル学でファンと彼女たちを繋ぐ時間ともなった。
そうである以上、切り離すこともなくガル学も彼女たちの一部となって今がある。
Lucky²はアニメが最初にある、はじめから6人でスタートすることが決まっていたグループだ。
だからこそ9人に増えた今は、Girls²を手本に進むのが間違いない道のような気もする。
そこにLucky²しかない個性。
躍動感、そして新鮮味。元気いっぱいという言葉をここに加えていいかわからないが、Lucky²は人を元気にするなにかを持っている。
疲れた55歳のオッサンがリリイベに行きたくなるだけのなにかが。
そしてステージ上での得意分野や役割がいまだ決まっていないこともあり、9人に同じことが求められている。
これがGirls²との大きな差になってきている。
無限に広がる可能性を僕らはLucky²に期待しているのかもしれない。
[ 君はダーリン ]
自分の好きなLucky²の曲のひとつ。
特に好きなのがサビ「♪君は、ダーリン」での9人一体となった、指を指しながらの位置替えの動き。
Lucky²のパフォーマンスにはこうした振り付けを時折観ることができる。
更にダンスの動きはかなり激しい。
オッサンなら息があがって心臓がとまってしまうぐらいのテンポで動く。
体幹もしっかりしてないとあの動きはしんどい。
Girls²たちみたいにジムに通いはじめるようになるのかな……。
ジムってあのEXILEのジムだよね……?
バッキバキになるよね……?
いずれ氷風呂とかはいっちゃうのかな……?
[ MC ]
ここでMC。
次に歌うアイコトバのリリースと、そして振り付けの簡単なレクチャー。
「♪届け、届け、届け」の部分。
55歳のオッサン、肩が上がらない現実があったので、実際に踊るのは自重しました。
小さな子供たちが振り付けをトレースする様とかは微笑ましく、またこうした子供たちが彼女たちを支えているのだなと改めて確認。更にはその親御さんたちも。
自分が言うのはなんですが、子供が夢中になっていたから、親が観るようになり、そして親御さん自身もはまるというのは、自分が彼女たちのためにアニメ作っていたのに、気がつけば彼女たちの魅力の底を見たくなり、今現在、どっぷり沼に浸かっている状態ということなので、気持ちがよくわかります。
[ アイコトバ ]
リリースイベント最後を〆るのはこの表題曲。
『リズスタ -Top of Artists!-』のOPテーマ。
新しいLucky²が目指すべき場所は、はるか高い場所にある。
そこに向かって飛び上がろうとする今を現した曲でもある。
Lucky²の曲の歌詞には、隣に一緒に誰かがいることが多い。
それが友達だったり好きな子だったり、大切な誰かだったり。
「神様Noでも僕らはYes」では切ない運命を感じさせるような重めのテーマを、君のために歌うと宣言している。
「君はダーリン」では夢の中にいるかのような眩しい人を観ている想いが伝わってくる。
隣にいる誰かの気持ちを動かす。
シンプルなことだけれど、これが実に難しい。
僕は物語を作ることを仕事にしている。
言葉を通じて人の心を動かそうと常日頃から苦心している。
だからこそ僕とは違うアプローチで人の心を動かすパフォーマンスの力というものに感銘を受けているのだ。
だから色んな人に聞いてもらいたい。
この「アイコトバ」を。
MVのフルバージョンはまだ観てないけれど、
僕はこのMVの中でさりげなく動くカメラの中に、視線を合わせる莉愛の動きが好きだったりする。
プロだなと感心させられた。
けれど今日はカメラはない。
あるのは僕たちの視線だ。
皆がその視線に応えようと、踊り、そして歌う。
その気持ちは僕たちに届いている。
だからもっと届けてほしい。
いろいろな、Lucky²を未だ知らない人たちに。
[ 乱入 ]
全ての楽曲が終わり、まとめのMCにはいったとき、椿が「なにかいる!」と声を上げた。
そこにはカメイドクロックでイベントをするために来ていたちぃたんがいた。
ちぃたんは頭に亀を載せている。
もしかしたらただそれだけのつながりで亀戸に呼んだのかもしれない。
拠点の秋葉原が近いからただ来ているだけかもしれない。
とにかくバットと一斗缶風の小道具を持って現れ、10人目のLucky²の座を狙ってやってきたのだ。
細かいことは置いといて、こういうキャラとのコラボとかってリリイベとかをやる会場のセッティング次第なので、ショッピングモールとかではあるあるなのかもしれない。
ここでは優和のMC力が冴えていた。
どこまでが台本かわからないが、こういうことが好きでいろんな情報を仕入れてパターンを作る。
MCの引き出しは増えているのではないだろうか。
だからこそ他のメンバーもそろそろ色を出してきてもらいたい欲が芽生えてきてもいる。
これはイベントをこなすしかない。
だからこそ今日のリリイベはいい経験になったのではないだろうか。
[ お見送り会 ]
イベントが終わり、最後の大事なイベント。
Lucky²と話すことはできないが、1m以内の距離で顔を合わせることができるファンにとっては嬉しい空間。
握手できれば握手会なんだろうけど、今はこれでも精一杯。
会話をしたいけれど、これはオンラインでのイベントにシフトしつつある。
ファンとアーティストの距離感は昔とかわりつつある。
自分もそうだ。
作品を届けることが一番ではあるのだが、やはりファンがどんな人達でなにを求めているのかを知らなければ、今は生き残れなくなりつつある。
僕のような二流のクリエイターはそうした努力なくしては長い間、ものを作って飯を食っていくことすらままならない。
求めるものと、求められるもの。
Lucky²がこれから僕たちに何を求め、
そして僕たちが何を求めるのか。
成長とともに変わっていくGirls²やLucky²たち。
今を追いかけなければ、今の姿はもう二度と観られない。
僕たちが観たいのは成長して、天高異目標に届く彼女たちの姿に他ならない。
もっと有名になって――。
Girls²の子たちからもその声はまだ聞かれる。
Lucky²はその入口にようやく立ったばかりだ。
楽しい時間から苦しい時間を経験することもあるかもしれない。
それでも、今日見せてもらった笑顔が最高の武器になることを、ファンのみんなは知っている。
だから僕たちはこう思う。
Lucky²の次のステージを楽しみにしながら、
君のために笑うよ。
ちなみにお見送り会ではホワイトボードのイラストを見せました。
優和と朱里があーと気づいて莉愛にアピールしてくれて、
莉愛がちょっと驚いた感じの表情をして、
椿は「すごーい!」と声に出してくれて
優來も気づいて笑顔をくれました。
次は全員分作ろう。ちゃんとしたやつ。
そう心に誓った脚本家でした。描くのは絵ですけど。
――以上、気持ち悪いかもしれない脚本家の余談でした。